治療院のホームページを作り直すにあたって、これまで書いてきた記事を整理することになりました。
自分のホームページだけではありません。昔使っていた無料ブログの記事や、仕事の記録、思いついたことを書き留めたメモなども含めると、かなりの量が残っていました。
ホームページの記事だけでも400本以上。さらに最近整理したメモは1,000件を超えていました。
これを一人で最初から読み返して整理するのは、かなり大変です。そこで今回はAIも使いながら分類してみました。
実際にやってみると、「残すべき記事」と「もう捨ててもいい記事」の違いが、かなりはっきり見えてきました。
無料ブログをいくつも使っていた時代
2000年代以降、無料ブログが非常に活発だった時期がありました。
私もいくつかのブログサービスを使っていて、特によく使っていたのが、Gooブログ、アメーバブログ、楽天ブログです。
当時は無料で簡単に始められるブログサービスがたくさんあり、ホームページとは別にブログを作ることも珍しくありませんでした。
ところが、長く使っているとサービスの方向性も変わっていきます。
広告や有料プランが増えたり、楽天ブログのようにショッピングとの結びつきが強くなったりして、以前とは使い勝手が変わってきました。
さらに、サービスそのものが終了するケースもあります。Gooブログも最終的にはサービス終了となりました。
こうした経験をすると、無料サービスだけに自分の記事を置いておくことにはリスクがあると感じます。
「やはり独自ドメインを持って、自分で管理できる形にしておいたほうがいい」
そう考えるようになり、少しずつWordPressへ移っていきました。
WordPressはホームページとブログの中間のような存在だった
WordPressを使い始めて面白いと感じたのは、自由度の高さです。
普通のホームページのような構成にもできますし、ブログのように次々と記事を追加していくこともできます。
治療院のホームページを作りながら、日々の記録や患者さん向けの記事も書ける。
さらに、LINE予約につなげるための記事を書いたり、検索から治療院を知ってもらうための記事を書いたりもしていました。
そんなことを15年ほど続けているうちに、少しずつ記事が増え、気がつけば400本、500本という数になっていました。
記事だけではなく、メモも1,000件以上になっていた
増えていたのはブログ記事だけではありません。
仕事で気づいたこと、勉強したこと、会に参加した記録、文章を書くための資料、後で調べようと思ったことなど、とにかく何でもメモに残していました。
最近、それらをまとめて確認したところ、メモだけでも1,000件以上ありました。
メモを残すこと自体は悪くありません。
問題は、増えすぎると「どこに何があるのか分からなくなる」ことです。
忘れないためにメモを書いているのに、そのメモを書いたこと自体を忘れてしまう。
これは長年メモを続けていると、かなり起こります。
AIに分類させると、忘れていた記録が出てきた
そこで、記事やメモをAIも使いながら整理してみることにしました。
内容を確認しながら、テーマごとに分類したり、タグを付けたり、重複しているものを探したりしていきます。
もちろん、AIに任せれば一瞬で終わるわけではありません。
最終的には自分で確認する必要がありますし、実際に今回の整理には5時間以上かかりました。
それでも、一人ですべて読み返して整理するよりは、かなり楽です。
そして面白かったのが、完全に忘れていたメモがいくつも出てきたことです。
「これはもう必要ないな」というメモもあれば、逆に、
「こんなことをやっていたのか」
「これは残しておいたほうがいい」
と思うものもありました。
昔の記録はプロフィールを書くときに役に立つ
特に残しておいて良かったと思ったのが、自分が過去に何をしてきたのか分かる記録です。
私はいくつかの会に所属したり、勉強会や活動に参加したり、文章を書いたりしてきました。
ところが、長く仕事をしていると、自分でもいつ何をしたのか忘れてしまいます。
そんなとき、昔のブログやメモを検索すると、
「あれをやったのは何年だったかな」
「この頃は何をしていたんだろう」
ということを確認できます。
プロフィールを書き直すときや、自分の仕事を振り返るときには、こうした記録が非常に役立ちました。
これは単なる古い記事ではなく、自分自身の活動履歴でもあるわけです。
残したほうがいい記事
今回400本以上の記事を整理してみて、残したほうがいいと感じたのは、次のような記事でした。
- 自分が実際に経験したことを書いた記事
- 仕事や治療院運営の記録
- 失敗したことと、その解決までの経過
- 当時どんなことを考えていたのか分かる記事
- プロフィールや活動履歴を確認できる記事
- 現在でも読み返す価値があるノウハウ
特に強いのは、やはり自分にしか書けない実体験です。
検索順位を上げるためだけに作った記事よりも、何年後かに読み返したとき、「自分が何をやっていたのか」が分かる記事のほうが価値を感じることがあります。
逆に、捨ててもいい記事
一方で、整理していて「これはもういらない」と感じるものも大量にありました。
- 今では情報が古くなってしまった記事
- 現在は存在しないサービスの単純な操作説明
- 内容がほとんど同じ重複記事
- 検索対策だけを目的に作った薄い記事
- 自分で読み返しても何を言いたかったのか分からないメモ
- 今後使う可能性がほとんどない断片的な情報
特にメモについては、読み返しても意味が分からないものは、ほとんど使うことがありません。
「いつか使うかもしれない」と思って何でも残していると、必要な情報が埋もれてしまいます。
保存することよりも、必要なものを見つけられることのほうが大切なのだと思います。
タグを付けるだけでも限界があった
以前から、メモにはタグを付けたり、キーワードで検索できるようにしたりしていました。
これはある程度までは便利です。
ところが、メモが何百件、何千件と増えてくると、タグを付けるだけでは整理しきれなくなってきます。
何でもメモ帳へ放り込んでいると、そのうちメモ帳そのものが「物置」のようになってしまいます。
そこで、もう少し情報同士のつながりを見えるようにできないかと考えて、使い始めたのがObsidian(オブシディアン)です。
現在はObsidianとAIを組み合わせている
Obsidianは非常に自由度の高いメモアプリです。
普通のメモ帳として使うこともできますが、メモ同士をリンクしたり、タグを付けたり、関連する情報をつなげたりできます。
さらに、工夫すればAIと組み合わせて整理することもできます。
私はまだ使い始めて半年ほどですが、今のところかなり良い感触です。
AIに整理を手伝わせながら、必要な情報をObsidianに残していく。
重要なものにはタグや属性を付け、後から探せるようにする。
反対に、読み返しても意味が分からないものや、今後使う可能性がないものは削除する。
以前の私は「とにかく残す」という考え方でしたが、最近は「後で使える形で残す」ことのほうが重要だと考えるようになりました。
400本以上整理して分かったのは「全部残す必要はない」ということ
ブログもメモも、長く続けていると必ず増えていきます。
書いた当時は大切だった情報でも、10年後にはほとんど価値がなくなっていることがあります。
逆に、何気なく書いた記録が、後になって自分の活動歴を確認する貴重な資料になることもあります。
今回400本以上の記事と1,000件以上のメモを整理して感じたのは、情報は単純に「残す・捨てる」だけで考えないほうがいいということです。
将来、自分がもう一度使う可能性があるか。
自分にしか残せない経験が書かれているか。
必要になったときに検索して見つけられるか。
このあたりが、残すかどうかを判断する基準になると思います。
そして今は、AIがあります。
何百件という記事やメモを人間だけで整理するのは大変ですが、AIに分類や整理を手伝わせることで、昔よりかなり現実的になりました。
AIは新しい文章を作るためだけの道具ではありません。
自分が何十年も積み上げてきた情報を整理し直す道具としても、かなり使える。
今回の整理で、それを強く感じました。


コメント