「マッサージ」でGoogle広告を出したら、まさかの問い合わせが来た話

Webサイト・集客

新宿で鍼灸・あん摩マッサージ指圧の治療院を営んでいます。集客のためにGoogle広告を出したことがありますが、この時に少し驚く経験をしました。

「マッサージ」というキーワードで広告を出したところ、茨城県土浦市から問い合わせが入りました。当院は新宿で営業しており、遠方からの問い合わせ自体も意外でしたが、それ以上に、内容が当院で提供しているサービスとは全く違うものだったのです。

「マッサージ」という言葉の重さ

30年近く、医療マッサージ・医療按摩の世界でやってきました。国家資格を持ち、正規の手技として向き合ってきたつもりです。

ただ、この一件で痛感したのは、「マッサージ」という言葉が、世の中では必ずしも同じ意味で受け取られていないということでした。

  • 正規の医療マッサージ・治療マッサージ
  • リラクゼーションマッサージ
  • 性的サービスを含むマッサージ

検索する側がどの意味で「マッサージ」と打ち込んだのか、広告の側からはコントロールできません。同じキーワードの下に、全く違う期待を持った人たちが集まってしまう。これは治療院を長くやっていても、広告を出すまで実感として分かっていなかったことです。

有資格者ほど言葉選びに悩む

ここが有資格者にとって本当に悩ましいところです。「マッサージ」は無資格者の施術や風俗のマッサージまで含めて、非常に幅広く使われている言葉です。きちんとした国家資格を持つ側が「マッサージ」で検索されようとしても、求めている人にたどり着いてもらえないという現実があります。

では「指圧」「あん摩」という正式な言葉で検索してもらえばいいかというと、そもそもこれらの言葉自体を知らない人、イメージが湧かない人が多いのです。そこで代わりによく使われるのが「整体」ですが、整体も無資格者が多い業界のため、言葉を変えたところで根本的な解決にはなりません。

正しい言葉を使えば伝わらず、伝わる言葉を使えば紛れてしまう。この板挟みが、有資格者が広告を出すときに常につきまとう悩みです。

ひとり治療院の広告手段は限られる

ひとり治療院の場合、現実的に使える広告手段はそう多くありません。

  • Google広告
  • 雑誌への掲載(最近は「記事を書きます」という営業案内も届くようになりました)
  • YouTubeなど自分で発信する動画
  • ポスティングチラシ

雑誌やYouTubeは、向き不向きが大きく、誰にでもできる方法ではないというのが正直な感覚です。その中で、ポスティングチラシは地道ですが一定の効果を感じています。

広告設定で見直した点

この経験のあと、いくつか広告設定を見直しました。

  • 性的サービスを連想させるような単語を除外キーワードに登録した
  • 広告文に「国家資格」「医療」など、専門性が伝わる言葉を入れるようにした
  • 配信地域を、実際にサービスを提供できる範囲に絞り込んだ

特に、広告文を「マッサージならお任せください」のような曖昧な表現から、資格や制度に触れる書き方に変えたことは、誤解を減らす上で効果があったと感じています。

治療院として広告を出す人へ

「マッサージ」という言葉一つでも、業界特有の難しさがあります。特に医療系のマッサージ・指圧・あん摩を掲げている治療院ほど、この言葉の曖昧さは意識しておいた方がいいと思います。

広告を出す前に、除外キーワードと広告文の専門性、この2点だけでも見直しておくと、無駄な問い合わせや誤解を減らせるはずです。

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