
「疳の虫(かんむし)」という言葉を耳にされたことはありますか?
実際に虫がいるわけではなく、子どもの落ち着かない様子を指す昔からの言い方です。
イライラしやすかったり、ぐずりが多くなったり…。
小さなお子さんを育てていると、「これが疳の虫なのかな」と思われることもあるかもしれません。
先日も、疳の虫が強いお子さんが来てくれました。今回で3回目の治療。ようやく慣れてくれて、にこやかにお話もしてくれるようになりました。風邪をひかなくなり、生活のリズムも少しずつ落ち着いてきています。
また、アトピーのお子さんも来院されました。お母さんがちょっとした生活の工夫をされたことで、症状がぐんと改善してきています。
さらに、小児麻痺のお子さんが「来年から小学生になります」と元気に報告してくれました。成長の節目に立ち会えるのは、私たちにとっても大きな喜びです。
子どもたちは日々変化し、成長していきます。
その過程で出てくる不調や困りごとも、体と心の成長の一部。少し手を添えることで、ぐんと楽になることがあります。