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私の生まれは、オホーツク海に近い道東の町です。
子どものころ、年に一度はハンターの方々が熊狩りをしていました。
ときには返り討ちに遭って命を落とす方もいて、ヒグマの恐ろしさを肌で感じながら育ちました。

ハンターや猟友会の方々が普段狩るのはイノシシや鹿です。
しかしヒグマは桁違いの大型獣で、相手にするにはあまりにも危険が大きい。
警察の銃火器でも制圧は難しく、現場の対応には限界があります。
その意味で、自衛隊の介入を求める秋田県の判断は、私は正しいと思います。

秋田県知事による自衛隊支援要請

秋田県でのクマによる人身被害が深刻化する中、
鈴木知事は防衛省に対して自衛隊の支援を正式に要請しました。

知事は会見で、
「行政・警察・猟友会の力では対応が限界に達している」と述べ、
国民の生命を守るために自衛隊の後方支援を求めました。
主な内容は、熊捕獲のための箱罠設置など非武装の活動支援です。

これに対し防衛大臣は、
「国民の命と平和な暮らしを守るという自衛隊の使命に基づき、
可能な限りの支援を行う」と応じ、早急な調整を表明しました。

知事もまた、自衛隊の本来任務との兼ね合いを認めつつ、
今回の対応は極めて例外的な緊急措置であると強調しています。

命を守るための現実的判断を

秋田県知事も自衛隊出身であるために苦しい決断のようでした。
自衛隊の仕事は違い、クマの被害は昔からあった。

熊の被害が人命に及ぶ以上、
「自然との共存」だけでは済まされない局面があります。
人を守るための対応を現実的に考えなければなりません。

山に暮らす人々の生活も、
熊の生息域も変化している今、
行政・地域・自衛隊が一体となった対策こそが必要だと感じます。

猟銃免許を厳しくして、高齢化しているのに、民間人に駆除を任せるのが無理のようなる気がする。
公的機関、警察なりに害獣対策課を常設するべきだ。
今こそ社会全体で問い直されているように思います。

投稿者

akebonobashi.naganuma@gmail.com

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