
もう35年以上前のこと。私の弟が「疳の虫」をとりに祈祷師のオバアサンのところへ連れて行かれました。泣くときに息を止めて青ざめ、倒れてしまうからです。原因は――正直に言えば、私がいじめていたせいでもありましたが…。
母の話では、その祈祷のとき「手から糸のようなものが出た」といいます。その話を聞いたとき、一度は自分の目で見てみたいと思ったものの、そのまま忘れていました。
ところが鍼灸学校に入学して宮入先生の授業で「疳の虫」の話題になり、先生が「それじゃ実演してみましょう」と言い出されたのです。粗塩で手を擦ると、確かに何かが出てきました。けれど、それが空気中のゴミなのか、体内から出たものなのかは分かりませんでした。
この儀式はある宗教団体に残っていたため、私は機会を見つけては教えを請い、資料を集めました。そして「日本疳の虫研究所」というホームページまで立ち上げたのですが、訪れる人も少なく、やがて店じまいとなりました。
疳の虫と髪の毛の関係
2005-01-31
夜泣きや疳の虫の強い子には、髪の毛が寝癖のように立っていることがよくあります。まるで猫が怒って毛を逆立てるのと同じです。マンガでも、人が怒ったとき髪が立つ描写がありますよね。
初めてタッチセラピーを受けたお母さんからは「最近、髪の毛が寝ていることに気づきました」とうれしい報告をいただきました。夜泣きも毎日のようだったのが、施術を受けると3日は落ち着くようになったとのこと。
私のところには「ママと子どもの癒しコース」があります。前もってご連絡いただければ、子守の準備も整えてお待ちしていますので、安心してゆっくりしていただけます。
ちなみに、ハーリーナイン58さんの小児鍼ポスター、とても素敵でナイスです。
夜泣き、大泣き、猫ふんじゃった
2005-02-04
夜泣きは子どもだけでなく、お母さんまで泣かせます。ヘトヘトになって駆け込んでくる方も少なくありません。そこで「ママと子どもの癒しコース」を作り、施術中はスタッフが子どもと遊んでいます。実はそのスタッフも、遊び疲れてヘトヘトになることがあるくらいです。
私はかつて「日本疳の虫研究所」を立ち上げましたが、今度は「夜泣き研究所」もつくろうかと目論んでいます。
昨日、車で帰る途中に聴いたNHK-FMでは、アンジェラ・ヒューイット氏のピアノコンサートが流れていました。クラシックは普段あまり聴かないのですが、リヒャルト・シュトラウスの《朝》に思わずため息。アンコール曲もただただ美しく、心に残りました。音楽の力で、私自身も癒されました。