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医療に携わる人なら、一度は耳にしたことのある「ヒポクラテスの誓い」。
妻は看護師ですが看護学校卒業時にこの儀式をしたそうです。
とても感動的だったと話してました。
古代ギリシャの医師ヒポクラテスとその学派に由来するとされる誓文で、医師が医師として生きるうえでの心構えをまとめたものです。
「男神と女神に誓う」のは日本の八百万の神に通じるのか。

以下は、小川鼎三先生による有名な日本語訳の一部です。


医神アポロン、アスクレピオス、ヒギエイア、パナケイアおよびすべての男神と女神に誓う。
私の能力と判断にしたがって、この誓いと約束を守ることを。

患者に利益すると思う養生法をとり、悪くて有害と知る方法を決してとらない。
頼まれても死に導く薬を与えないし、婦人を流産に導く道具を与えない。
純粋と神聖をもって生涯を貫き、術を行う。
…(中略)…
この誓いを守り続ける限り、私は医術を楽しみつつ生き、尊敬されるであろう。もしこの誓いを破るなら、その反対の運命を受けるであろう。


現代の医療現場では、この古典そのままではなく、より人権や患者の尊厳を重視した形に修正された「ジュネーブ宣言」などが引き継がれています。
「師を敬い、患者を守り、秘密を守る」という誓いの核心は、今でも変わらない普遍的な価値を放っています。

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akebonobashi.naganuma@gmail.com

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