インフルエンザとノロウイルス ― この冬の備え

ちょっと心配なニュースが続いています。
インフルエンザは例年より早い動きを見せており、東京都ではノロウイルスに対して警報が出ています。季節の変わり目、体調を守るための基本的な予防をもう一度確認してみましょう。

インフルエンザ予防の基本

  1. 手洗い

  2. うがい

  3. 顔洗い

  4. 流行期は2~3週間、外出を控える

  5. 最低10日間分の食料など備蓄をしておく

感染の広がりが早いインフルエンザ。特に「パンデミックフルー」と呼ばれる新型インフルエンザが話題になることもあり、岡田晴恵さんもその危険性を紹介しています。日頃の小さな習慣が、大きな備えにつながります。

ノロウイルスにも要注意

ノロウイルスは、ヒトの小腸で増殖するウイルス。2002年に正式に命名されましたが、以前は「小型球形ウイルス」と呼ばれていました。名前の由来は発見地の「ノロ」。

感染経路は大きく3つです。

  • カキなどの二枚貝を不十分に加熱して食べた場合

  • 感染者が手洗い不十分のまま調理した食品を介して

  • 吐物や便の処理が不十分で、乾燥して舞い上がったウイルスを吸い込んだ場合

体に入ると24~48時間で発症。症状は下痢、吐き気、嘔吐、腹痛、微熱(38℃以下)など。まるで風邪に似ていますが、実はしっかりとした対処が必要です。

ご家庭や施設での対策

  • カキなどはしっかり加熱して食べましょう(湯通し程度では不十分)。

  • トイレの後や調理の前には必ず手洗いを。タオルは清潔なものを使用。

  • 嘔吐物や便の処理は手袋・マスクを着用して行いましょう。

  • 汚れた衣類は他と分けて洗濯。

  • 用具や雑巾は塩素系漂白剤でつけ置き洗い

  • 床の汚れは漂白剤を含ませた布で覆い、しばらく放置して消毒。

処理後は必ず手洗い・うがいを忘れずに。

冬は感染症の季節。インフルエンザとノロウイルスはどちらも身近なウイルスですが、基本の予防を積み重ねることで十分に防ぐことができます。日常のちょっとした心がけが、自分と家族を守ることにつながります。

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