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先日、東京新聞を読んでいたら「病児保育 親が誘致」というニュースが目に留まりました。
病中・病後の子どもを預かる施設があまりに少ないため、親たち自身が声を上げ、民間サービスを積極的に呼び込んでいるという内容でした。
NPO法人「フローレンス」は、すでに都内16区で病児・病後保育をスタートさせているそうです。水疱瘡などの感染症にかかった場合、母親(保護者)は1週間も会社を休まざるを得ません。働く親にとって、これは本当に大きな負担です。
一方で、行政は「タウンミーティング」に多額の費用をかけていたりしますが、こうした子育ての現場にもっと予算をまわしてほしいと強く感じます。
世田谷区では放課後の小学生を預かる施設「キッズベースキャンプ」が開設され、品川区では公立保育園が夜10時まで子どもを預かってくれるとのこと。実際、この時代に夕方4時や5時に子どもを迎えに行ける仕事に就いている親がどれほどいるでしょうか。
少子化が進んで当然だと、私は20年前から思っていました。今回の制度改正で、1人当たりの補助金が5,000円から10,000円に引き上げられるそうですが、それも大事な一歩。ただし保育園そのものがもっと利用しやすいシステムにならない限り、根本的な解決にはならないのではないでしょうか。