睡眠と肥満の意外な関係

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日経BGのニュースコラムで紹介されていた、睡眠と体重に関する研究がとても興味深かったのでご紹介します。

睡眠時間と体重の関係

米国コロンビア大学の研究では、32歳から59歳の男女1万8000人を対象に調査が行われました。その結果、

  • 1日平均 7〜9時間の睡眠 → 比較的体重は安定

  • 4時間以下の睡眠 → 73%が体重増加

  • 5時間の睡眠 → 50%に肥満傾向

  • 6時間の睡眠 → 23%に肥満傾向

という明確な関係が見られたそうです。
研究チームは「祖先が夜の短い時期に栄養を蓄えた習性の名残では」と説明しています。

ホルモンの変化

さらに、スタンフォード大学の調査では、睡眠不足が「食欲ホルモン」に影響することがわかりました。

  • 満腹感を伝える レプチン が低下

  • 空腹感を強める グレリン が増加

つまり、睡眠不足になると「お腹が空いた」と感じやすくなるのです。

シカゴ大学の実験でも、2日間4時間睡眠に制限するとレプチンが下がり、グレリンが上昇。結果、食欲が24%増加したと報告されています。

米国の傾向と私たちの生活

アメリカでは過去40年間で平均睡眠時間が2時間減ったと言われており、肥満人口の増加と関係しているのでは、と指摘されています。
「睡眠時間が短いほうがやせる」という説は、どうやら間違いのようです。

夜の食事は避けたい

やはり、夜遅くの食事は厳禁。よく言われることですが、空腹で眠ると熟睡でき、しかも短い睡眠時間で済むようです。
「食べずに寝ると眠れない」と思いがちですが、実は逆効果かもしれません。

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