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セミナーもいよいよ後半、応用に入った。
今日は受講生の希望で「妊婦さんへのマッサージ」と「逆子への対処法」を取り上げる。
始まる前に、いつも朝に来院する年配の常連さんに協力してもらった。気心も知れてきたので、この数回はことわって体を触らせていただいている。
今回の受講生は筋がよく、自然と問題点に手がいく。流れの中でセラピュティック・タッチとツボ療法も伝えることにした。もともとエネルギーの通りがよい方なので、モデルとしてかかったところ、手と足が夕方まで熱く、汗が出るほど。エネルギーの流れがお互いに一致し、ちょうどいい「加減」を伝えられたのは大きな収穫だった。センスが良いのは本当にうらやましい。
思い返すと、以前知り合いの弟子のトレーニングを頼まれたことがある。手技そのものは全くダメだったが、気的な感受性は群を抜いていた。2ヶ月ほどで手技の指導はあきらめ、その人自身も気づいていない「気的な才能」を刺激する方向に切り替えた。結果として数ヶ月で、気の世界ではあっという間に抜かされてしまった感覚があった。
最後に修学旅行的な意味合いで、川崎の片山先生のところに一緒に気功を受けに行った。そのとき片山先生が一言、
「最初からチャンネルが開いている人って、いるんだよね」
と苦笑していたのが印象的だった。