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11月22日朝の産経新聞で、40代の女性がタミフルを服用した後に「不思議の国のアリス症候群」を発症したと報じられていました。
初めて耳にする方も多いと思いますが、この症候群は「見えているものの大きさや距離感が極端に歪んで感じられる」という特徴を持つそうです。例えば、目の前のものが実際よりずっと小さく見えたり、逆に巨大に見えたりする。あるいは、遠くにあるものがすぐ近くに迫って感じられたりもするのです。
名前の由来はもちろんルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』。キャロル自身が偏頭痛持ちだったと言われ、作中の描写は彼の体験が反映されているのでは、という説もあるそうです。
薬の副作用として報告された今回の事例、やはりタミフルは「覚悟して飲む薬」なのだと改めて思わされました。