
赤ちゃんや小さなお子さんの「夜泣き」や「かんの虫」でお困りのお母さん、お父さんは多いと思います。
かんの虫とは、生後5〜6か月頃から2歳くらいまでによく見られる症状で、神経が高ぶって眠りが浅くなり、夜中に何度も泣いたり、人の顔を見ただけで泣き出してしまうことがあります。ひどいときには1時間に1回起きてしまう子もいます。ほんの一時期のこととはいえ、毎日のことになるとご家族にとっては大変です。
私の師匠は「緊張が強くて、身の置きどころがないような状態なんですよ」とよく言っていました。先日来られたお母さんも「どうも落ち着けないみたい」とおっしゃっていて、本当にその通りだなと思いました。
小児はりは、子どもの皮膚にやさしく触れていく治療法です。とてもソフトな刺激なので、子どもにとっては心地よく「なでてもらっている」ように感じられます。皮膚の緊張をやわらげてあげることで、自律神経のバランスが整い、夜泣きが落ち着いたり、お腹の調子がよくなったり、風邪をひきにくくなる子もいます。
小児はりは江戸時代から続いている日本の伝統療法で、特に大阪ではたくさんのお子さんに行われてきました。私の師匠のお宅には、1日に800人以上もの子どもたちが来たこともあったそうです。それだけ、昔から子どもの健やかな成長を願う親御さんたちに頼りにされてきた療法なのです。
夜泣きやかんの虫でお悩みの方は、どうぞ一度ご相談ください。