ぎっくり腰だけじゃない! 腰痛には様々な原因があるんです。
じっとしていると痛い、前かがみになると痛い
デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けると起こりやすい腰痛です。
いわゆる「ぎっくり腰」は、いきなり痛みだすタイプの腰の痛みで「筋膜炎」だったり「痙攣」だったり「急性の椎間板ヘルニア」もそのように表現されることがあります。
後ろに反ると痛い
老化による背骨の変形や、外傷などが原因で起こる腰痛です。
腰だけでなくお尻や足もしびれる
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が疑われます。
どちらも神経が圧迫されることで起こる痛みで、ヘルニアは安静にしていても痛いのが特徴です。
横になっていても痛い
腰周辺の内臓疾患が考えられる。
「寝ていても痛みが激しく、どんどん症状が悪化するようなら
脊椎転移がんが疑われます。
臓器の炎症が原因の場合は、原病に特有の症状を伴うケースが多い。
たとえば腰痛のほかに血尿が出ていれば
腎臓結石など腎障害が濃厚です。
一般に内臓疾患による腰痛の場合、動けないほどの
腹痛を伴うケースが多いのですが、中には痛みが軽く
本当の原因を見過ごすケースもあります。
早めに処置をしないと死ぬ恐れのある腹部大動脈瘤は血管が破れていなければ一般的な腰痛程度の痛みの場合もあります。
侮ってはいけません。
人間関係が悪くなったりストレスが溜まると痛い
神経症やうつ病が原因の腰痛です。ストレスによって痛みの感じ方が強くなることがあります。
検査
神経学的検査:神経の機能を調べる検査
レントゲン:骨の異常を調べる検査
CT検査:骨や筋肉を立体的に詳しく調べる検査
MRI検査:神経や椎間板などの軟部組織を詳しく調べる検査
その他:必要に応じて、血液検査や骨密度測定、脊髄造影検査などを行う
改善策
原因によって、整形外科、内科、精神科など適切な科を受診する
患部の安静
理学療法:ストレッチやマッサージなど
生活習慣の改善:適度な運動、禁煙、ストレス解消など
腰痛は原因によって治療法が異なるため、まずは適切な診断を受けることが大切です。
早めに医療機関を受診し、根本的な原因を取り除きましょう。
※この情報はあくまでも参考情報、医学的な診断や治療に代わるものではありません。