膝の痛みは大きく2種類に分けられます。
1. 酷使による痛み
肉体労働やスポーツなどで膝関節を痛めた場合です。
2. 加齢や運動不足による痛み
筋肉の衰えによって膝関節に無理な負担がかかる場合です。
後者のタイプの方が多く見られます。
特に、膝の内側にある内側広筋という筋肉の衰えは、バランスを崩し、O脚や膝関節の骨の傾きを引き起こし、軟骨や骨膜が当たりやすくなります。
このタイプの痛みの治療には、以下の2つのポイントがあります。
- 股関節まわりの調整
- 膝関節の隙間をあける
50代以降になると、多くの人が膝関節の隙間を調整する必要があります。
膝が炎症で腫れた場合
- 冷やす
- サプリメント:コンドロイチン(炎症改善)
- 日中は固定する
- 歩き回らない
- 杖を使用する
炎症が落ち着いたら
- 大腿直筋を含む関節周りの緊張を解消する
- 股関節の調整
- 膝蓋骨(膝の皿)まわりの調整
- 毎日のストレッチ
加齢と運動不足による膝関節炎の場合
焦らずに調整することで、必ず改善されます。
テラフィあけぼの橋の膝の調整
手技と鍼灸のセットのみです。
鍼灸を使うメリット
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- 指圧やマッサージだけでは届かない骨に近い筋肉の硬直にアプローチできる
- 膝関節だけでなく、骨盤から足首まで影響を受ける範囲にアプローチできる
- 痛みの原因が膝以外の場所にある場合でも効果的
症例:自転車の乗り過ぎによる膝の痛み
50代の男性。半年前から自転車の乗り過ぎで徐々に膝を曲げるのが辛くなってきた。
治療内容
- 大腿直筋、筋膜張筋、関連する骨盤筋、内転筋群を指圧・マッサージでほぐす
- 股関節から腰部を調整
- 膝関節の屈伸運動で痛みの出るところを確認
- 問題のポイントに鍼を刺し、置鍼
- 大腿直筋の深部に数本鍼を刺し、置鍼
- 自宅でタオルを使った膝関節のストレッチを行う
治療頻度
週に1回
その他
膝の痛みは腰にも負担をかけるので、腰のケアも重要
膝関節炎は完治は難しいが、適切な治療で痛みを軽減し、日常生活を快適に過ごすことができる