身に覚えのない7,800円の海外請求が来た|楽天カードで不正利用対応をして分かった「分かりにくさ」
クレジットカードの利用明細を見ていたら、見覚えのない請求がありました。
明細には、
THEBESTPDF 利用国CY 7,800円
と表示されています。
最初は「何かPDF関連のサービスを使っただろうか」と考えました。
しかし、私は普段PDFの変換や編集は自分で行っています。わざわざオンラインのPDF変換サービスにカードを登録して利用する理由がありません。
しかも、THEBESTPDFという名前自体にまったく記憶がありませんでした。
今回は、この身に覚えのない7,800円の請求について、実際にどのように対応したのかを書いてみます。
そしてもう一つ。
今回かなり強く感じたのが、カード会社の不正利用対応ページがとにかく分かりにくいということでした。
- 最初は780円だと思ったら、7,800円だった
- まずGmailを検索した
- THEBESTPDFへ直接問い合わせる
- 驚くほど返信が早い
- 「likely」「if」という曖昧な回答
- 通常の「解約・返金依頼」として処理されていた
- 返信速度を見るとAI対応にも見える
- 次は楽天カードへ連絡
- 電話をすると「チャットの方が早い」と案内される
- 不正利用なのか、カード停止なのか、明細調査なのか
- カード停止・再発行は比較的簡単だった
- カードを止めたのに、また「カードを止めますか?」と聞かれる
- 何度も同じ画面に戻る
- カード会社のサイトは、利用者目線ではかなり難しい
- AIチャットがあるのに、むしろ迷路になる
- 最後は楽天カードからメールが来た
- 不正利用対応で残しておいた方がよいもの
- 7,800円より大変だったのは「どこに相談すればいいか」を探すこと
- AIがなければ途中で諦めていたかもしれない
- まとめ
- 最初に気づいたのは7,800円、確認すると総額16,100円だった
- 「もうループしません」と言われたのに、またループした
- 問題は「デジタル化されていない」ことではない
- 7,800円から始まり、総額16,100円の問題になった
最初は780円だと思ったら、7,800円だった
カード明細を写真で確認したとき、最初は780円に見えました。
しかし、よく確認すると7,800円でした。
780円なら「何か小さなサービスを使ったかな」と思う可能性もあります。
しかし7,800円となると話は違います。
しかも海外利用です。
明細には利用国としてCYと書かれていました。
ここで、単なる記憶違いとして済ませず、きちんと確認することにしました。
まずGmailを検索した
こういうとき、まず確認した方がよいのはメールです。
何らかのサービスに登録していれば、
- 登録完了メール
- 決済完了メール
- 領収書
- サブスクリプション開始のお知らせ
- 無料トライアル開始のお知らせ
などが残っている可能性があります。
そこでGmail内を、
- THEBESTPDF
- thebestpdf
- thebestpdf.com
- 運営会社名
などで検索しました。
しかし、関連するメールは一件もありませんでした。
これで「以前自分で使って忘れていた」という可能性は、かなり低いように感じました。
THEBESTPDFへ直接問い合わせる
楽天カードへ連絡しようとしたところ、まず「利用先へ問い合わせてください」という案内になりました。
そこでTHEBESTPDFのサポートへ英語でメールを送りました。
内容は、
- 7,800円の請求に覚えがない
- サービスに登録した記憶がない
- 契約内容を確認したい
- 登録日時を教えてほしい
- 登録メールアドレスを確認したい
- 継続契約があれば解除してほしい
- 不正な請求であれば返金してほしい
というものです。
驚くほど返信が早い
問い合わせを送ると、かなり早く返事が来ました。
最初は、
「問い合わせを受け付けました。担当チームで確認しています」
という自動返信のようなメール。
その後すぐに、Customer Careを名乗る担当者から返信がありました。
内容は大まかに言うと、
- 返金ポリシー上、支払いは返金できない
- サブスクリプションはキャンセルした
- 今後追加請求は発生しない
- 7,800円は月額契約の更新料金と思われる
というものでした。
ところが、この返事には違和感がありました。
「likely」「if」という曖昧な回答
こちらは、
「そもそも私は契約した覚えがない」
と問い合わせています。
ところが相手の回答には、
likely(おそらく)
や、
if you initially signed up…(もし最初に登録していたのであれば)
という表現が使われていました。
つまり、具体的な契約記録を確認した上で、
「あなたは○月○日にこのメールアドレスで登録しています」
と答えているわけではないのです。
さらに、
「アカウントに登録されているメールアドレスについては確認できない」
という返答までありました。
それなのに、
「あなたのサブスクリプションは解約しました」
という話になっています。
ここはかなり不思議でした。
通常の「解約・返金依頼」として処理されていた
こちらは、
「利用した覚えがない取引なので、不正利用の可能性を確認したい」
と伝えています。
しかし相手側は、
「契約をやめたい客からの返金依頼」
として処理しているようでした。
そこで改めて、
「これは通常の返金依頼ではなく、未承認取引に対する異議申し立てです」
と返信しました。
そして、
- アカウント作成日時
- 登録メールアドレス
- 7,800円の決済日時
- 契約していたサービス内容
- 私本人が決済を承認した証拠
を提示してほしいと求めました。
しかし次の返信も、ほぼ同じ内容でした。
返金不可。
サブスクリプションは解約済み。
そして具体的なアカウント情報にはアクセスできない。
という回答です。
返信速度を見るとAI対応にも見える
これは断定できませんが、やり取りをしていて一つ感じたことがあります。
かなりAI的なカスタマーサポートに見えるということです。
返信が非常に早い。
そして、こちらが具体的に質問している部分には答えず、
- 返金ポリシー
- 自動更新
- 解約完了
といった一般的な回答へ戻ってしまいます。
また、7,800円のことを途中で「78」と書いている箇所もありました。
AIなのか、定型文を組み合わせたサポートシステムなのか、人間がAIを補助的に使っているのかは分かりません。
ただ、少なくとも「担当者が個別の契約データを確認しながら答えている」という印象ではありませんでした。
次は楽天カードへ連絡
加盟店へ連絡しても解決しなかったので、楽天カード側へ進みます。
ここからが、今回もっとも疲れた部分でした。
カード会社なら、
「身に覚えのない請求があります」
という入口が一つあって、
そこから明細を選択し、事情を書けば終わるのだろうと思っていました。
ところが実際は、かなり複雑でした。
電話をすると「チャットの方が早い」と案内される
まず電話をしました。
すると音声案内で、
「チャットサポートの方が早い」
という趣旨の案内が流れます。
そこで楽天カードのWebサイトへ行き、チャットサポートを開始しました。
ところが、ここから何度もページを行ったり来たりすることになります。
不正利用なのか、カード停止なのか、明細調査なのか
楽天カードのページには、
- カードを紛失した
- 盗難された
- 不正利用の可能性がある
- 身に覚えのない請求がある
- 利用明細を確認したい
- カードを停止・作り直す
など、似たような入口がいくつもあります。
今回やりたいことは単純です。
「THEBESTPDF 7,800円の請求が自分の利用ではないので調べてほしい」
これだけです。
しかし、実際には、
不正利用
→ カード停止
→ 再発行
→ 利用覚えなし
→ FAQ
→ チャット
→ 再びカード停止
というように、何度も似た場所へ戻ってしまいました。
カード停止・再発行は比較的簡単だった
不正利用の可能性があるため、カード自体は先に停止し、再発行することにしました。
この部分は比較的分かりやすかったです。
楽天カードからは、
- 現在のカードを停止する
- カード番号を変更する
- 新しいカードを発行する
- 通常1週間から10日程度で届く
という説明がありました。
カード番号が第三者に知られている可能性がある以上、ここは迷わず再発行を選びました。
ところが問題はその後です。
カードを止めたのに、また「カードを止めますか?」と聞かれる
本当に困ったのがここです。
カード停止・再発行を完了した後、
「では7,800円の請求を調査してもらおう」
と進むと、再び、
「カード停止・作り直しに同意してください」
という画面が出てきます。
いや、もう止めています。
すでに再発行も申し込んでいます。
こちらがやりたいのは、
「カード再発行ではなく、7,800円の調査」
です。
しかしシステム側では、
「身に覚えのない請求」
と、
「カード停止・再発行」
がかなり強く結び付いているようでした。
何度も同じ画面に戻る
そこから、
- 利用覚えのない請求
- 海外利用
- 上記以外
- 利用明細
- 利用先へ確認済み
- 不正使用の疑い
- チャットサポート
と進んでみました。
すると、またチャットの最初の画面に戻ります。
別の入口から進んでも、
FAQ
→ チャット
→ 利用覚えのない請求
→ 再発行
というループになります。
正直なところ、途中から、
「私は今、カード会社に何を問い合わせようとしているのだろう」
という状態になりました。
カード会社のサイトは、利用者目線ではかなり難しい
今回強く感じたのは、カード会社側にはそれぞれ事情があるのだろうということです。
不正利用にも、
- カード番号の盗難
- フィッシング
- 家族利用
- 加盟店名の表示違い
- サブスクリプションの自動更新
- キャンセル処理のタイムラグ
- 真正な不正利用
など、さまざまなケースがあります。
カード会社としては、全部を分類しなければならないのでしょう。
しかし利用者側からすると、そんな分類は分かりません。
こちらが知りたいのはただ一つです。
「この7,800円、私は使っていません。どうすればいいですか?」
ということです。
この一文を入力すれば、
- カードを止める必要があるか
- 加盟店への問い合わせが必要か
- 調査申請が必要か
- 返金対象になる可能性があるか
をシステム側が整理してくれる方が、はるかに分かりやすいと思います。
AIチャットがあるのに、むしろ迷路になる
今回皮肉だったのは、楽天カード側にもAIチャットがあることです。
AIチャット自体は便利です。
しかし、結局はあらかじめ用意された選択肢を、
「これは違う」
「こっちかな」
と選んでいく形でした。
そして少し特殊なケースになると、同じ画面へ戻ってしまいます。
これはAIというより、従来型の分岐式FAQに近い印象でした。
本来AIが得意なのは、
「私はTHEBESTPDFというサービスを使った覚えがありません。7,800円請求されています。加盟店には問い合わせましたが解決していません。カードはすでに止めました」
と自然な文章で書けば、
「あなたの場合はこの手続きです」
と案内することだと思います。
そこまでできれば、今回のように何度も同じページを回る必要はありません。
最後は楽天カードからメールが来た
その後、楽天カードから正式なメールが届きました。
内容は、
「調査に必要な項目を専用お問い合わせフォームへ入力してください」
というものでした。
これでようやく、
「カード停止・再発行」
と、
「今回の7,800円の明細調査」
が別の話として整理できました。
ただ、そのフォームへ進もうとしても、またFAQやチャットへ誘導される場面があり、最後までかなり分かりにくい仕組みでした。
不正利用対応で残しておいた方がよいもの
今回の経験から、身に覚えのない請求があった場合は、次の記録を残しておいた方がよいと思います。
- カード明細のスクリーンショット
- 利用店名
- 利用国
- 金額
- 利用日
- 加盟店へ送ったメール
- 加盟店から届いた返信
- カード会社とのチャット履歴
- カード会社から届いたメール
特に今回は、THEBESTPDF側から、
「返金できない」
「サブスクリプションは解約した」
「具体的なアカウント情報にはアクセスできない」
という回答が残りました。
これらはカード会社へ事情を説明する上でも重要な記録になります。
7,800円より大変だったのは「どこに相談すればいいか」を探すこと
今回一番驚いたのは、7,800円の請求そのものよりも、
「どこへ連絡すればいいのか分からない」
という時間の方が長かったことです。
電話をするとチャットを勧められる。
チャットへ行くとFAQへ行く。
FAQからチャットへ戻る。
不正利用を選ぶとカード再発行になる。
カード再発行が済んでいるのに、また再発行を求められる。
利用者にとっては、かなり難しい仕組みです。
不正利用の可能性があるときは、それだけで不安があります。
その状態で複雑な分岐を何度も選ばせる設計は、改善の余地がかなりあると思います。
AIがなければ途中で諦めていたかもしれない
今回は、画面を一つずつ確認しながらAIに相談しました。
「次はどれを押すのか」
「この英文は何を意味しているのか」
「加盟店へどう返信すればいいのか」
「カード会社へ何と伝えればいいのか」
を、その都度整理しながら進めました。
もし一人でやっていたら、途中でかなり嫌になっていたと思います。
今回のような手続きこそ、AIは役に立ちます。
ただし同時に、カード会社自身のAIチャットが、まだ「利用者の事情を理解して最短経路へ案内する」段階までは来ていないことも感じました。
まとめ
今回のTHEBESTPDF 7,800円の請求については、現時点で私は利用を認識していません。
加盟店へ問い合わせても、本人が契約したことを示す具体的な情報は確認できませんでした。
そのためカードを停止・再発行し、楽天カードへ不正利用の調査を依頼するところまで進めました。
今回の経験で分かったのは、
- 身に覚えのない請求は少額でも放置しない
- まずメールや利用履歴を確認する
- 加盟店へ直接問い合わせる
- やり取りをすべて保存する
- カード番号流出の可能性があれば停止・再発行する
- カード停止と不正利用明細の調査は別の手続きになる場合がある
ということです。
そして何より、
クレジットカード会社の不正利用手続きは、利用者が迷わない設計にしてほしい。
今回のように「身に覚えのない請求」という非常に単純な相談で、何度も同じページを回る必要はないはずです。
電話、チャット、FAQ、問い合わせフォーム。
入口を増やすことよりも、
「私はこの支払いをしていません」
という一言から、必要な手続きへ案内してくれる仕組みの方が、利用者にとってははるかにありがたいと思いました。
最初に気づいたのは7,800円、確認すると総額16,100円だった
最初に目に入ったのは、
THEBESTPDF 利用国CY 7,800円
という明細でした。
しかし、その後さらに明細を確認していくと、今回問題になっている請求は総額16,100円になっていました。
最初の7,800円だけでも十分気になりますが、合計すると16,100円です。
しかも私はTHEBESTPDFというサービスを利用した記憶がありません。
PDFの編集や変換は普段から自分で行っているので、わざわざ海外のオンラインPDFサービスにカードを登録する理由もありません。
ここで「何か使って忘れているのだろう」で済ませるわけにはいかなくなりました。
「もうループしません」と言われたのに、またループした
楽天カードのWebサイトとチャットを何度も行き来しているうちに、同じ画面へ戻される状態になりました。
「利用覚えのない請求」
から入って、
FAQを確認し、チャットへ進み、不正利用を選び、カード停止・再発行へ進み、さらに明細調査をしようとすると、また最初のチャットやFAQへ戻されます。
完全にループです。
そこで一度、電話で楽天カードの担当者と話すことができました。
私は担当者に、
「Webサイトとチャットを進んでも、何度も同じところへ戻されて調査までたどり着けない」
と説明しました。
すると担当者からは、
「もうループすることはありません」
という趣旨の説明を受けました。
これでようやく先へ進めると思いました。
ところが、その後案内された手順を進んでみると、
また同じような画面へ戻されました。
さすがにこれは困りました。
人間の担当者に「ループしている」と説明し、その問題を理解してもらったはずなのに、その後もデジタル側の仕組みでは同じループが続いたのです。
問題は「デジタル化されていない」ことではない
今回感じたのは、楽天カードがデジタル化されていないということではありません。
むしろ逆です。
Webサイト、FAQ、AIチャット、楽天e-NAVI、問い合わせフォームなど、多くの仕組みがデジタル化されています。
問題は、
デジタル化された仕組み同士のつながりが、利用者から見ると分かりにくいこと
だと思います。
今回こちらがやりたいことは非常に単純でした。
「この16,100円の請求は自分が使ったものではないので調べてほしい」
これだけです。
ところが実際には、
- 加盟店へ問い合わせる
- 不正利用を選ぶ
- カードを停止する
- カードを再発行する
- 明細を調査する
- FAQを確認する
- チャットへ移動する
- 問い合わせフォームを探す
という複数の手続きに分かれています。
しかも、それぞれの入口が似ているため、少し選択を間違えると同じ場所へ戻ってしまいます。
電話で担当者にループしていることを伝え、「もうループしない」と説明を受けた後にも再びループしたという体験は、この問題を象徴していると思います。
7,800円から始まり、総額16,100円の問題になった
最初はTHEBESTPDFという見覚えのない7,800円の請求を見つけたことから始まりました。
その後確認すると、問題となる請求は総額16,100円になっていました。
加盟店へ問い合わせ、英語でやり取りをし、楽天カードへ連絡し、カードを停止・再発行し、さらに明細の調査を依頼する。
ここまで来るだけでも、かなりの時間がかかりました。
そして今回最も印象に残ったのは、不正利用そのものだけではありません。
デジタル化されたサービスなのに、必要な窓口へたどり着くことが非常に難しかったことです。
AIチャットもあります。
FAQもあります。
問い合わせフォームもあります。
電話窓口もあります。
それでも利用者が同じ場所を何度も回ってしまうのであれば、「デジタル化した」ことと「使いやすくなった」ことは同じではありません。
今回の経験で、それをかなり実感しました。

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