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はるか昔、私がはじめて参加した自己啓発セミナーは「シルバ・マインド・コントロール」と呼ばれるものでした。
当時はそういう名前でしたが、のちに「シルバ・メソッド」と変更されたのは、宗教事件などで「マインドコントロール」という言葉が世間的にネガティブに受け取られるようになったからだと思います。
このメソッドの特徴は、アルファ波の意識状態に注目している点です。深いリラックスのなかでアルファ状態に誘導され、そこから問題解決やイメージワークを進めていくというものでした。
先日参加したNLP(神経言語プログラミング)のワークでも、「NLPは脳の解説書」と説明されていましたが、まさに意識状態をどう使うかという点で通じるものを感じます。
面白かったのは、先日仲間と飲んでいた時に聞いた言葉です。
「NLPには“反省”がない」
思わず笑ってしまいました。日本人に馴染み深い「反省」という概念とは違い、NLPは過去を悔やむよりも今のパターンを見直し、未来に役立てる方向へと意識を切り替える手法なんですね。
こうしたテクニックを実際に使いこなしていくと、ただ問題を隠すのではなく、かえって問題をハッキリと意識化し、そのうえで「解決に向けた覚醒状態」に切り替わっていく。そんな意識の使い方を学べるのだと思います。