
今日は案内を出す準備のために仕事場へ。
その前に、いつもの薬王寺の床屋さん「おしゃれ床屋 グレース」で髪を整えてもらいました。職人気質のご主人と奥さんのカットは、いつもながら心地よく、さっぱり。
その足で柳町にまわり、ふくちゃんラーメンを一杯。下町らしい人懐っこい対応に、気持ちまで温まりました。
さらに歩を進めて、新選組・近藤勇や土方歳三が汗を流した天然理心流・試衛館跡へ。歴史の息づかいを感じながら歩くと、身が引き締まります。ちなみに山岡鐵舟の道場は、今の迎賓館の場所にあったそうです。改めて四谷・市ヶ谷・牛込界隈の静けさと落ち着きを実感しました。
さて、今朝は冷え込みましたね。久しぶりに日経流通新聞を買ったのですが、目に留まった記事が「0円ケータイ だれが得」。
実は先日、半額の広告に惹かれてドコモからauに乗り換えたばかり。もう一つの携帯もドコモの半額サービスに切り替えましたが、よくよく聞けば2年間の縛りに自動更新、更新できるのは特定の1か月間だけ。逃せば違約金が発生する仕組み。
ソフトバンクやウィルコム、イーモバイルにも心は揺れましたが、結局どこも一長一短。2年後のネット環境の変化を思うと、あまり縛られたくはないものです。5年リースなどは論外です。
そんなことを考えていたら、数ヶ月ぶりに来られたSさんが、別の「縛り」に苦い顔。夏をクーラーなしで過ごし、冬になって来院されたのですが、話題は先日のサブプライムローン騒ぎ。三井住友銀行で勧められるままに投資信託を買ったところ、あっという間に目減りしたとか。契約直後に「商品責任は一切タッチしていません」と言われ、思わず「ペテンにかかったような気分」と嘆いていました。
金融商品に興味のない人は意外と多いはずですが、自己責任が強調される昨今、判断を迫られる場面は増えています。理解できないものには手を出さないのが一番とはいえ、頼れる人が近くにいなければ心細い。ところが、その頼れる人が悪意を持っていたらさらに大変です。
街の静けさとは対照的に、通信も金融も世の中のシステムはどんどん複雑に。便利さの裏側で、ふと「こんなに進んでしまっていいのだろうか」と思わされる一日でした。