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私たちの仕事は、院の中だけではなく、いろいろな場所に出かけていくこともあります。
以前は千葉県の教会や幼稚園に月に一度伺い、お母さん方にマッサージをしたり、小児はりの啓蒙活動を行っていました。
小児はりは、江戸時代から関西を中心に伝えられてきた伝統技術です。私たちはこの技術を未来に残したいと考え、グループを作って取り組んできました。しかし日本では、医療制度の枠組みの中でこの技術が残せるのかどうか、まさに瀬戸際に立たされていました。
そこで、もう一つの可能性として海外への展開を試みました。現在、ベトナム国フエ市にある施設で小児はりと按摩指圧の活動が行われています。
これが十年、二十年と続いていくかどうかが鍵になります。今は、揉捻(じゅうねん)の期間を越え、少しずつ形が見えてきたところです。