今日は不思議な天気でした。朝は暖かかったのに、新宿は午後になると冷たい風。異常気象が増えてきているのでは、と少し心配になります。
そんな中、朝の番組で俳優さんが退院会見をしていました。幸い手術はせずに済み、無事に退院とのこと。原因はくしゃみから始まった椎間板ヘルニアだそうです。
椎間板ヘルニアについて
私自身もかつて不覚にもヘルニアを体験しました。夜眠れず、脂汗をかきながら痛みに耐えたことを思い出します。
腰椎椎間板ヘルニアの治療については、知り合いの先生でも年間に手術を行うのは数人程度。膀胱障害など重い症状がなければ、手術は避けた方が無難とされています。
近年は、従来の大掛かりな手術だけでなく、レーザーで椎間板を蒸発させる“切らない手術”も登場しました。条件さえ合えば数日で退院できるそうです。
保存療法と工夫
軽症なら牽引で改善することもあります。機械による牽引は合う・合わないがありますが、手で引っ張ってもらう方が合う方もいます。若い人は鉄棒でぶら下がるだけで腰椎を伸ばす効果が出る場合も。
急性期は冷やして安静に。痛みが強ければブロック注射でコントロールすることもあります。ただし、漫然とした長期の牽引は逆効果になることもあるので注意が必要です。
指圧や手技療法の役割
指圧やあん摩などの手技では、腰回り、とくにお腹の緊張を弛めてから腰を牽引するのが効果的です。一般的に椎間板ヘルニアの回復には2か月程度が目安。時間が経ちすぎている場合は“治す”というより“上手に付き合う”ことが大切です。
ヘルニアは若い人にも
「老化現象」と片付けられがちですが、筋肉が弱い人や激しいスポーツをしている若い人でも発症します。早期に手当てをすることが、回復を早める何よりの方法です。
余談
今日は昔の友人から久しぶりにメールが届き、嬉しくなりました。事情があって長く連絡を取れなかったのですが、また昔のように一杯やりたいものです。
そういえば別の懐かしい人からも引っ越しの知らせが。最後に会ってからもう15年近く経つことに気づき、時の流れの速さに驚いています。まさに「無常」を感じた一日でした。