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一人治療院にキャッシュレス決済を導入するなら、Airペイは有力な選択肢です。私はAirレジをきっかけに導入し、その後Airペイも含めて10年以上使ってきました。
長く使っていると、便利なところだけでなく、端末の古さや故障、決済が完了しなかった失敗、入金サイクルの違いなども見えてきます。この記事では、広告の説明だけでは分からない実際の運用を、一人治療院の立場からまとめます。
結論:Airペイは一人治療院に向いているが、一社だけには依存しない
先に結論を言うと、Airペイは一人治院でも使いやすい決済サービスです。iPhoneやiPadを利用でき、Airレジと連携でき、対応している決済方法も多いためです。
ただし、機械や通信を使う以上、トラブルがゼロになることはありません。私はAirペイだけでなく、Square、楽天ペイ、紙のQRコード、現金も残しています。便利さと同時に、決済できないときの逃げ道を用意することが大切だと考えています。
始まりは、AirレジのiPad提供キャンペーンだった
私が最初に導入したのはAirペイではなくAirレジでした。10年以上前、対象店舗にiPadを提供する時期があり、レジとして使えるうえに売上の統計も取れることに魅力を感じて申し込みました。
当時のAirレジには、現在のようなAirペイとの一体感はまだありませんでした。カード決済にはSquareを使っていました。AirレジとSquareの連携は2014年に始まっており、その後Airペイという決済ブランドが育ち、AirレジとAirペイを連携して使う現在の形になりました。
リクルートらしいすっきりしたブランド名とデザインで、iPadやiPhoneから操作できることも魅力でした。大きなレジを置かずに済むため、受付スペースが限られる一人治療院との相性も良いと思います。
実際に使って感じたAirペイのメリット
決済方法が多く、患者さんの希望に対応しやすい
クレジットカードだけでなく、QUICPay、iD、Suicaなどの交通系電子マネー、楽天Edy、PayPayや楽天ペイを含むQRコード決済など、幅広い支払い方法に対応できます。
私の治療院では、クレジットカードが最も多く、次にPayPay、楽天ペイという順です。この3つでキャッシュレス決済の大部分を占めています。ただし、患者層や地域によって使われるブランドは違うはずです。
iPhoneやiPadを活用できる
通常のAirペイは、対応するiPhoneまたはiPadとカードリーダーを組み合わせて使います。店舗にWi-Fiがあれば、iPadはセルラーモデルでなくても利用できます。
対応するiPhoneなら、カードリーダーを使わずにiPhoneそのものを決済端末にする「Airペイ タッチ」も利用できます。資金に余裕がない開業時や、カードリーダー故障時の予備として助かる仕組みです。ただし、iPadはAirペイ タッチには対応しておらず、利用できる決済方法も通常のAirペイとは異なります。
Airレジと連携すれば売上を分析できる
Airレジと連携すると、会計記録を残し、売上をグラフで確認できます。私の治療院には複数の施術メニューがあるため、どのメニューが動いているかを確認する材料になります。
以前、日本政策金融公庫から派遣された専門家の支援を約1年間受けた際にも、Airレジの売上データやグラフが役立ちました。感覚だけで経営を考えるより、数字を見ながらメニュー構成を検討できます。
入金の流れに慣れれば管理しやすい
Airペイの売上は、決済方法や登録口座などに応じたサイクルで入金されます。使い始めは少し間が空くように感じても、一定のサイクルに乗ると気にならなくなりました。
入金速度だけなら、楽天銀行を指定した楽天ペイの最短翌日入金は便利です。一方で、入金の速さだけでなく、対応決済、手数料、端末、月額費用を含めて判断する必要があります。
Airペイ タッチで1万5,700円を取り損ねた失敗
便利なAirペイですが、痛い失敗もありました。
Airペイ タッチで1万5,700円の会計をした際、画面に成功したように見えるチェックマークが表示されました。そこで「ありがとうございます」と患者さんを見送ったのですが、その直後に「決済できませんでした」という表示に変わりました。
患者さんはすでに帰った後です。結果として、約2時間分の施術料金を受け取れませんでした。
ヘルプセンターにも問い合わせましたが、決済自体が成立していないため取引データが残っておらず、原因は確認できないとの回答でした。データがなければ調べようがないという事情は理解できますが、店舗側にとっては大きな損失です。
- 途中のチェックマークだけで判断しない
- 決済完了の最終画面まで見る
- 売上履歴への反映を確認する
- 確認後に患者さんを見送る
タッチ決済は速いからこそ、こちらも会計を急ぎがちです。最後の確認を数秒省いたために1万5,700円を失ったことは、かなり痛い学習になりました。
長年使ったカードリーダーと27,720円の交換費用
私は初期のボタン式カードリーダーを長く使ってきました。さすがにバッテリーの持ちが悪くなり交換を相談しましたが、故障ではないことなどから無償交換にはなりませんでした。
その後、タッチパネル式カードリーダーを代引き27,720円で追加できる案内が届きました。新規申込みではキャンペーンによりカードリーダーが無料になる場合がありますが、既存利用者の追加や保証期間後の交換は有料になることがあります。
「端末無料」だけで判断せず、貸与なのか、追加端末はいくらか、故障時の条件はどうなっているかまで確認する必要があります。
Airキャッシュに助けられたこともある
Airペイを継続利用していると、対象者にAirキャッシュという資金調達サービスが案内されることがあります。これは融資ではなく、Airペイで今後発生する売上を先に現金化し、その後の売上から自動的に精算する仕組みです。
私も手元資金が足りない時期に利用し、難局を乗り越えたことがあります。正直にいえば、負担する手数料は安いとは感じませんでした。それでも、すぐに資金が必要な場面では助かりました。
ただし、将来の売上を先に受け取るため、その後に入ってくるお金は減ります。日常的な赤字の穴埋めではなく、緊急時の選択肢として慎重に利用するものだと思います。
一人治療院でも決済手段を複数用意したほうがいい
現在、私はAirペイ、Square、楽天ペイを使える状態にし、PayPayと楽天ペイについては紙のQRコードも残しています。
楽天ペイ端末でQRコード決済の項目が表示されなくなり、再起動で復活したこともあります。端末が高機能でも、不具合や通信障害は起こります。紙のQRコードや別会社の決済方法があれば、その場で会計を続けられます。
複数契約には管理の手間がありますが、一人治療院では一度の決済失敗がそのまま売上損失になります。全部を同じ頻度で使う必要はありません。主力をAirペイにしながら、予備を一つ残すだけでも安心感は違います。
Airペイが向いている治療院
- 受付スペースが限られている
- iPhoneまたはiPadを持っている
- クレジットカード・電子マネー・QR決済をまとめて導入したい
- Airレジで売上を記録・分析したい
- 初期費用や月額固定費を抑えたい
反対に、Android端末を中心に運用したい場合や、通信障害時にも単独で使える専用端末を求める場合は、他社サービスも含めて比較したほうがよいでしょう。
まとめ
Airペイは、iPhoneやiPadを活用しながら幅広い決済方法に対応でき、Airレジとも連携できるため、一人治療院に向いています。私自身、10年以上使い続けてきたのは、それだけ日常業務に馴染んでいるからです。
一方で、タッチ決済の未完了、端末の劣化、有料交換などの問題も経験しました。大切なのは、便利なサービスを使いながら、最終画面を確認し、予備の決済手段を残すことです。
これから導入する方は、キャンペーンだけでなく、対応端末、手数料、入金、解約・交換条件まで確認したうえで、自院に合うか判断してください。
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