iPhoneで喋るだけでObsidianにメモを残したい――AI時代なのに2時間かかった話
今日、かなり夢のあることを思いついた。
iPhoneに向かって喋るだけで、内容をAIが整理し、日付やタイトルを付け、そのままObsidianへ保存する。
これができれば、思いついたことをAppleメモへ入れて、後から整理して、Obsidianへ移して……という作業をかなり減らせる。
しかも最終的にはChatGPTに内容を見てもらい、「これはメモ」「これはアイデア」「これはブログ候補」といった最低限の分類まで自動で付けたい。
頭の中では、かなり簡単そうだった。
まずは欲張らず「音声をObsidianへ送る」
最初からAI分類まで作ると複雑になるので、ChatGPTと相談しながら優先順位を決めた。
まずやることは一つ。
iPhoneで音声入力した文章を、Obsidianの00_Inboxへ送る。
これだけである。
iPhoneのショートカットで「テキストを音声入力」を使い、その文章をObsidian URIへ渡す仕組みを作った。
ところが、ここからすでに簡単ではなかった。
日本語をそのままURLに入れるとエラーになる
最初は音声入力した文章を、そのまま
obsidian://new?content=...
へ渡そうとした。
しかし日本語が入ると「無効なURL」になった。
そこでURLエンコードが必要になる。
ショートカットの順番も重要で、途中ではURLエンコードの位置を間違えたり、音声文章そのものをURLとして開いてしまったりした。
何度か作り直して、最終的には
音声入力 ↓ URLエンコード ↓ Obsidian用URLをテキストとして組み立てる ↓ URL ↓ URLを開く
という形で、ようやく正常にObsidianへ文章が入った。
日付プロパティも自動で付けられた
次にやったのが、Obsidianのプロパティへの日付追加。
私は最初から大量のプロパティを付けるつもりはない。
むしろプロパティを増やしすぎると、後から自分で管理するものが増えてしまう。
まずは
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created: 2026-08-31
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くらいで十分だと思っている。
ショートカットの「現在の日付」と「日付をフォーマット」を使い、形式を
yyyy-MM-dd
に固定。
これも最終的には成功した。
Obsidian側を見ると、createdプロパティに日付が入り、その下に音声入力した本文が入っている。
ここまではかなりいい。
次の野望は「タイトルをChatGPTに考えさせる」
ここから、いよいよAIらしい処理を加えた。
音声入力した文章をChatGPTへ渡して、
この音声メモに短いタイトルを1つ付けて。タイトルだけ返して。
と指示する。
ChatGPTが返したタイトルを、そのままObsidianのファイル名に使う予定だった。
これができれば、今までの「voice-memo 1」「voice-memo 2」という意味のない名前ではなく、内容を表したタイトルで自動保存できる。
ところが、ここでまたハマった。
AIそのものより、ショートカットのUIとの戦いだった
今回一番大変だったのは、実はAIではない。
iPhoneショートカットの現在のUIと、こちらが想定していた操作が微妙に違う。
「+を押してください」と言われても+が出ない。
「この変数を選んでください」と言われても、その名前が表示されない。
長押しでアクションを移動できるはずが、うまく動かない。
結果として、画面をスクリーンショットでChatGPTへ送り、1ステップずつ確認しながら進めることになった。
途中からは私も「一度にたくさん書かないで。辿るのが大変だから1つずつ」と頼んだ。
これは正解だった。
そして2時間が経過した
始めた時には、30分くらいでできると思っていた。
ところが気が付けば約2時間。
音声入力からObsidianへ送るところは成功。
日付プロパティの自動追加も成功。
ChatGPTを使ったタイトル生成もかなり近いところまで来た。
しかし最後のタイトル部分は、まだ完全には仕上がっていない。
ChatGPTも長時間になると判断精度が落ちてくる
今回もう一つ興味深かったのが、ChatGPTとの長時間作業だった。
最初はかなり正確に画面を追いながら案内していたが、2時間近く細かいショートカット操作を続けていると、後半には「そこにはボタンがない」「すでに一番上にある」と私が指摘する場面が増えてきた。
AIが疲れるのかどうかは別として、少なくとも長い作業履歴の中で、現在の状態を正確に追跡する難易度は上がるように感じる。
これはAIを使った長時間の設定作業では覚えておいた方がいい。
一定のところまで進んだら、一度状況を整理して新しいチャットへ引き継いだ方が良い。
それでも、かなり夢に近づいた
2時間かかったとはいえ、成果は大きい。
現在すでに、iPhoneへ話した文章がそのままObsidianのInboxへ入り、日付まで自動で付く。
あとはChatGPTにタイトルを作らせ、できれば将来的に「memo」「idea」「task」「blog」程度の簡単な分類を自動で付ければいい。
そうなれば、私は整理のことを考えず、思いついた瞬間にiPhoneへ話すだけになる。
思いつく ↓ iPhoneへ話す ↓ ChatGPTがタイトルを付ける ↓ 日付を付ける ↓ Obsidianの00_Inboxへ保存 ↓ 後からCursorやAIが整理する
これが完成すれば、かなり理想としていた「AIを使った第二の脳」に近い。
AIがあれば簡単、ではなかった
最近こういう作業をするたびに思う。
AIがあるからプログラムや自動化が簡単になったのは間違いない。
しかし、AIがある=何でも一瞬で完成する、ではない。
実際の端末、アプリのバージョン、UIの違い、変数の渡し方、URLの仕様など、最後は現物を見ながら一つずつ確認する必要がある。
今日も結局2時間。
ChatGPTにもずいぶん付き合ってもらった。
最後の方はお互いに少し迷走したが、それでも一人だったらここまで到達できなかったと思う。
今日はここで一度終了。
次回は、ChatGPTが作ったタイトルをObsidianのファイル名へ確実に渡すところから再開する。
「喋るだけでObsidianへ入る」までは、もうできた。
あと一歩である。

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