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2000年代からホームページを作り、SEO対策もかなり長い間やってきました。
ところが、2018年前後だったと思います。
私は一度、SEOを追いかけることにかなり疲れてしまいました。
検索順位を考え、キーワードを考え、Googleの評価方法が変わればまた修正する。
それを何年も繰り返しているうちに、
「もう検索順位ばかり追いかけるのはいいかな」
という気持ちになったのです。
そこで、ホームページより少し力を入れるようになったのがGoogleマップでした。
一般に「MEO」と呼ばれている集客方法です。
今回は、都心で一人治療院を運営している私が、SEOからGoogleマップへ重点を移し、実際に約1年運用して感じたことを書いてみます。
2000年代のSEOは、今とはかなり違った
私がホームページを自作し始めたのは2000年代前半です。
当時はホームページ制作を習う塾にも通い、そこでSEO対策も教わりました。
受講生同士でリンクを張り合うこともありました。
今ではそのような方法をSEO対策として勧めることはできませんが、当時はそれでも検索順位が動く時代でした。
キーワードをうまく選び、サイトを作り、リンクを増やしていく。
ニッチな市場を狙えば、個人が作ったホームページでも検索上位へ入る余地がありました。
私自身、ランチェスター戦略の「弱者の戦略」のような考え方をかなり意識していました。
大きな市場で大企業と正面から戦うのではなく、地域や対象を絞り、狭いところで強くなる。
これは一人治療院にも非常に相性のいい考え方でした。
Googleの変化についていくのに疲れてしまった
しかし、その後Googleの検索はどんどん変わっていきます。
パンダアップデート、ペンギンアップデートなど、検索結果の評価方法が次々と変化していきました。
昔うまくいっていた方法が、そのままでは通用しなくなります。
もちろん、検索結果の品質を高めるという意味では必要な変化だったと思います。
ただ、小さな治療院を一人で運営しながら、その変化をずっと追い続けるのは簡単ではありません。
施術をして、患者さんの対応をして、経理をして、そのうえでホームページの検索順位まで毎日のように考える。
だんだん私はキーワードを追うこと自体に疲れてしまいました。
おそらく2018年前後には、SEOに対する熱はかなり冷めていたと思います。
そこでGoogleマップへ力を移した
その頃から、徐々に重視するようになったのがGoogleマップです。
現在のGoogleビジネスプロフィールを使い、営業時間や写真、院の情報を整え、時々投稿も行いました。
最初から「これで患者さんが来る」と確信していたわけではありません。
むしろ、
「本当にGoogleマップから患者さんが来るのだろうか」
という気持ちで、1年ほど試してみたというのが近いです。
ところが、やってみると意外と来院につながりました。
都心では「近くにないかな」が強い
これは、私が都心のど真ん中で治療院を運営していることも関係していると思います。
都心では人の出入りが非常に激しいです。
転勤したり、会社が移転したり、引っ越したり。
半年ほどでいなくなる人もいれば、1年程度で生活圏が変わってしまう人もいます。
もちろん長く通ってくださる患者さんもいますが、郊外と比べると、絶えず新しい患者さんとの接点を作っていく必要があります。
そこでスマートフォンです。
例えば、
- この辺に鍼灸院はないか
- 近くに指圧を受けられるところはないか
- 仕事帰りに寄れるところはないか
と考えたとき、わざわざ何ページもホームページを比較する前に、Googleマップを開く人は少なくありません。
場所、営業時間、写真、口コミなどを見て、近ければそのまま電話や経路検索へ進めます。
都心の治療院とGoogleマップは、かなり相性がよかったのだと思います。
ポータルサイトも1年以上試した
Googleマップだけでなく、過去には治療院やマッサージ店を掲載するポータルサイトもいくつか利用しました。
ホットペッパーのように、たくさんの店舗を比較して予約するタイプのサービスです。
一つ二つ試した程度ではなく、1年以上掲載して様子を見たものもあります。
ただ、私の場合はあまり相性がよくありませんでした。
特に感じたのが、クーポンを目的に来る人が多いことです。
もちろん、ポータルサイトから新規のお客様を大量に集め、その後のリピートまで含めて仕組みを作っている店舗もあります。
そういう経営戦略なら有効だと思います。
しかし私は一人で治療院を運営しています。
価格を下げて大量に新患を集めることより、施術内容や考え方を理解して来てもらい、長く付き合える患者さんを増やしたい。
ポータルサイトの担当者に、リピートが少ないことを話したところ、
「それは腕の問題ではないですか」
という趣旨のことを言われたこともあります。
しかし私は、少し違うと思いました。
どんな患者さんを入口で集めるかによって、その後の行動も変わる。
安さを理由に選ぶ人と、ホームページを読んで「ここで受けてみたい」と考えて来る人では、最初から目的が違います。
MEOがうまくいき、ホームページを少し放置してしまった
Googleマップから一定の来院があることが分かると、今度はそちらに力を入れるようになりました。
すると逆に、SEOやホームページの更新がおろそかになっていきました。
これは反省点です。
Googleマップが機能していたので、
「まあ、ホームページは今のままでもいいか」
となってしまったのです。
しかし何年も経つと、デザインも文章も古くなります。
スマートフォンで見たときの印象も変わります。
さすがにこれは直さなければいけないと思い、ここ1〜2年で再びホームページを触り始めました。
久しぶりにホームページを触ったらAIの時代になっていた
そして驚いたのがAIです。
昔はホームページを直すだけでも、それなりの知識と時間が必要でした。
HTMLを確認し、WordPressを調べ、エラーが出れば検索して解決方法を探す。
今は、分からないことをAIに聞きながら進められます。
去年、今年とAIを使ってホームページを何度か改修してみて、
「こんなに簡単になったのか」
と、少し笑ってしまいました。
作る作業そのものよりも、
- 誰に向けて書くのか
- 何を一番伝えるのか
- 何を削るのか
- 自分の経験のどこに価値があるのか
といったことをAIと壁打ちする時間の方が重要になってきたと感じます。
Googleマップだけに頼るのも違うと思う
MEOを実際に試して、来院につながることは分かりました。
だからといって、ホームページが不要になったとは思いません。
Googleマップは「見つけてもらう入口」として非常に強い。
一方、施術方針、院長の経歴、料金、どんな考えで治療しているのか、といった詳しい情報を伝えるにはホームページが向いています。
私は現在、
Googleマップで見つけてもらい、ホームページで詳しく知ってもらう。
この組み合わせが一人治療院には現実的だと考えています。
一人治療院は「あれもこれも」やらない
今はSNSもたくさんあります。
Instagram、X、Facebook、YouTube、note、Googleマップ、ホームページ。
全部を本気でやろうとしたら、一人治療院では施術する時間がなくなってしまいます。
そこで、20年以上前に学んだランチェスター戦略の「弱者の戦略」が、今になってもう一度役に立っています。
大手と同じことを全部やる必要はありません。
自分に合う場所を選び、小さな領域に集中する。
Googleマップを整え、ホームページを自分の情報の本拠地として持ち、必要なところだけSNSを使う。
そして、作業量の大きな部分はAIに手伝ってもらう。
これなら一人でも十分運用できます。
それでも自分のホームページは持っておきたい
GoogleマップやSNS、ポータルサイトは便利ですが、基本的には他社のサービスです。
サービス内容が変わることもあれば、表示方法や料金体系が変わることもあります。
その点、独自ドメインで作ったホームページは、自分の情報を蓄積していく場所として長く使えます。
私が約20年近くXServerを使い続けているのも、その土台として長く利用してきたからです。
これから自分のホームページを作りたい人や、WordPressでサイトを長く育てたい人は、レンタルサーバーの候補として確認してみてもよいと思います。
次回は「AI時代のホームページ作り」を書きます
2000年代はDreamweaverを使い、自分でHTMLを覚えながらホームページを作りました。
それから20年以上経ち、今ではAIと壁打ちしながらWordPressを修正できる時代になりました。
昔と比べて何が簡単になり、逆に人間が考えなければならない部分は何なのか。
次回は、20年ぶりに本気でホームページを触って感じた「AI時代のサイト作り」について書いてみます。

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