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昨日、先輩であり師匠と仰いでいるTさんから電話がありました。

このTさん、わたしにとっては本当に不思議な存在です。
修行時代に出会い、手技や意識の使い方を教わりましたが、当時の私はちんぷんかんぷん。20年以上前のことなので、彼もまだ30代前半でした。それでも堂々と大きなことを語る人で、最初は「ずいぶん言うなぁ」と思ったものです。けれど付き合っていくうちに、その言葉の裏には確かな実践と一貫性があると分かりました。

鍼灸の師匠方は、数年ごとに学びを更新し、大きく教えを変えていくことがあります。それは勇気のいることで、進化の証でもあるのでしょう。一方、Tさんは初期に実践したことを今も変わらず貫いています。おそらく早い段階である程度の推測に至り、その証明のために代替医療の世界に身を置いてきたのだと思います。現在は保険会社で不正請求の調査員をしているそうですが、数年前から「意識へのアプローチ」を勧められてきました。来月のワークショップもその一環です。

福島から飛んできた日

忘れられない出来事があります。7年前のこと。突然「遊びに行く」と連絡があり、Tさんは福島から飛んできました。

「君、疲れているだろう。横になってごらん」

そう言うなり、手のひら療法=気功療法のようなヒーリングをしてくれました。その能力には驚くばかり。その日は何となく疲れが取れたような感覚でしたが、実際には3日かけてじわじわと体調が上向いていきました。当時の私は疲労のピークにありましたから、本当にありがたかった。

「今日は何か仕事で東京に?」と尋ねると、「君が疲れているようだったから来た」との答え。食事に誘っても「今日は帰る」と言い、そのまま福島に戻っていきました。――なんとも不思議な先輩であり師匠です。

「やっと来たか」

昨日の電話で、無意識について話をしたら、Tさんは「やっと来たか」と嬉しそうに言ってくれました。
ああ、この人はずっと待っていてくれたのだ――そう思うと胸が熱くなりました。

投稿者

akebonobashi.naganuma@gmail.com

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