PayPayライトプランを治療院で使って解約した理由|クーポンとスタンプカードは必要?

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私は以前、PayPayの「PayPayマイストア ライトプラン」を使っていました。

現在は解約して、月額料金のかからないプランでPayPayのQRコード決済を利用しています。

ライトプランが悪かったから解約したわけではありません。

実際、PayPayクーポンや店舗情報ページなどはよくできていると思いましたし、これから新規のお客さんを増やしたい店舗には使い道があります。

ただ、ひとり治療院として実際の利用状況と毎月の費用を見直してみると、私のところでは有料プランを続ける必要性がそれほど高くありませんでした。

そこで今回は、

  • PayPayライトプランで何ができるのか
  • 決済手数料が安くなると本当に得なのか
  • クーポンやスタンプカードは治療院に必要なのか
  • 私が実際に使ったあと解約した理由
  • 逆に、どんな治療院ならライトプランを使う価値があるのか

を、治療院を運営している立場から考えてみます。

PayPayは月額0円でも使える

まず大前提として、PayPayの店頭QRコード決済を使うために、必ず有料プランへ入る必要はありません。

2026年9月現在、PayPayのQRコード決済には大きく分けて、

  • PayPayマイストア 制限プラン
  • PayPayマイストア ライトプラン

があります。

項目 制限プラン ライトプラン
月額利用料 0円 1,980円/店舗(税別)
決済システム利用料 1.98%(税別) 1.60%(税別)※
PayPayクーポン 利用可能
PayPayスタンプカード 利用可能

※1.60%の優遇料率は、PayPayが提供する店頭QRコードのスキャン支払いなど、所定の条件を満たした場合に適用されます。最新条件は申込み時に公式サイトで確認してください。

つまり、単純にPayPayで支払いを受けたいだけなら、月額0円から始められます。

ここが、ひとり治療院ではかなり重要だと思います。

ライトプランにすると決済手数料が安くなる

ライトプランでまず目につくのが、決済システム利用料です。

制限プランでは1.98%、ライトプランでは条件を満たせば1.60%になります。

差は0.38%です。

数字だけを見ると、

「それなら手数料の安いライトプランにした方が得なのでは?」

と思います。

私も最初はそう考えました。

しかし、ここには月額1,980円という固定費があります。

そこで、どの程度PayPayを使えば月額料金を手数料差で取り戻せるのかを計算してみます。

手数料だけで考えた損益分岐点は月約52万円

1.98%と1.60%の差は0.38%です。

月額1,980円を、この0.38%の差だけで回収するとすると、

1,980円 ÷ 0.0038 = 約52万1,000円

となります。

つまり、PayPayの決済額が毎月およそ52万円を超えて、ようやく手数料の差だけでライトプランの月額料金を回収できる計算です。

実際には月50万円を少し超えただけでは差はわずかなので、私は「PayPayだけで毎月50~60万円程度使われるか」を一つの目安にしていいと思います。

ここで注意したいのは、これは治療院全体の売上ではなく、PayPayだけの決済額だということです。

クレジットカード、現金、楽天ペイ、電子マネーなども使われる治療院では、全売上のうちPayPayが占めるのは一部分です。

そのため、ひとり治療院でPayPayだけが毎月50万円以上使われる状態になるには、それなりの会計件数が必要になります。

私も実際の3か月分を確認してみた

今回この記事を書くにあたり、感覚だけで判断するのをやめて、実際の決済履歴も確認してみました。

私の治療院では、クレジットカードの次によく使われているのがPayPayです。

これは感覚だけではなく、実際の決済履歴を見ても同じでした。

つまり、PayPayそのものは十分使われています。

ところが、直近の実績をライトプランの損益分岐点と比較すると、手数料差だけで毎月のライトプラン料金を回収できる水準には達していませんでした。

この数字を確認したことで、私は現在の使い方なら月額0円のプランで十分だと改めて判断しました。

ここは重要で、

「PayPayをよく使う患者さんがいる」ことと、「PayPayの有料プランに入った方が得」なことは別です。

ではライトプランには意味がないのか?

そうとも限りません。

ライトプランの価値を、決済手数料だけで判断するのも違うと思います。

ライトプランには、PayPayクーポンやPayPayスタンプカードなどの販促機能があります。

むしろ、ライトプランを使う意味はこちらにある店舗も多いでしょう。

PayPayクーポンは集客に使える

私はPayPayクーポンも実際に使いました。

PayPayアプリの中で店舗独自のクーポンを配信できる仕組みです。

クーポンを取得した人がどれくらいいるのか、実際にどの程度利用されたのかなどを見ることができます。

これはなかなか面白い機能でした。

PayPayを普段から使っている人がアプリ上でクーポンを探し、そこで店舗を知る可能性もあります。

特に、

  • 開業したばかり
  • まだ新規患者が少ない
  • まず店を知ってもらいたい
  • キャンペーンを積極的に行いたい

という時期には、販促手段の一つとして使えると思います。

クーポンには最低決済金額や利用回数などを設定できるため、単に無条件で値引きするだけではなく、使い方を考える余地もあります。

ただしクーポンには「値引きコスト」もある

ここは忘れやすいところです。

ライトプランの費用を考える時、月額1,980円だけを販促費と考えるのは正確ではありません。

クーポンを出せば、その特典分もコストになります。

たとえば、クーポンを使って新しい患者さんが来てくれたとしても、

  • ライトプランの月額料金
  • クーポンによる値引きやポイント付与
  • その後再来してくれたか

まで見なければ、本当に費用対効果が良かったのかは分かりません。

クーポンを取得した人数が増えるだけではなく、実際に来院につながり、その後も利用してくれたかを見る必要があります。

PayPayスタンプカードはリピーター対策に使える

現在のライトプランでは「PayPayスタンプカード」も利用できます。

PayPayで決済するとスタンプが自動的に付与され、一定数たまった時に特典を設定できる仕組みです。

紙のポイントカードを持ち歩いてもらう必要がなく、店舗側が一回ずつスタンプを押す必要もありません。

これは店舗側の手間が少ないという点では便利です。

患者さんの再来院を促す仕組みとして活用することもできます。

ただ、ひとり治療院ではLINEのショップカードという選択肢もある

私はここで、PayPayだけを見ない方がいいと思っています。

治療院ではLINE公式アカウントを使っているところも多いでしょう。

LINE公式アカウントにも「ショップカード」というデジタルポイントカード機能があります。

LINE公式アカウントには月額0円のプランがあり、ショップカード自体は基本機能として利用できます。

つまり、

  • 患者さんとの連絡はLINE
  • ポイントカードもLINE
  • PayPayは決済だけ無料プランで利用

という組み合わせもできます。

ひとり治療院では、こちらの方が運営をシンプルにできる場合もあると思います。

私がライトプランを解約した理由

私がライトプランをやめた理由をまとめると、主に3つあります。

1.手数料差だけでは月額料金を回収できなかった

実際の決済状況を確認すると、私の治療院ではライトプラン料金を手数料差だけで回収できる水準ではありませんでした。

PayPay自体はよく使われています。

しかし、それと有料プランの採算は別問題でした。

2.クーポンを積極的に続ける必要性を感じなくなった

クーポンは面白い機能ですし、新規集客を積極的に行いたい時期には価値があると思います。

ただ、現在の私は値引きを頻繁にしたいとは考えていません。

毎月キャンペーンを考えたり、クーポンを設定したりすることにも、それなりに手間がかかります。

治療院運営をできるだけシンプルにしたいという現在の方針には、あまり合わなくなってきました。

3.機能があるから使う、という運営をやめたかった

デジタルサービスを使っていると、

「せっかくこの機能があるのだから使わないともったいない」

と思ってしまうことがあります。

しかし本来は逆で、必要な機能があるからサービスを契約するものです。

私はAIも使いながら、実際の利用状況と費用を改めて整理しました。

その結果、現在の治療院には無料プランで十分と判断してライトプランを解約しました。

開業直後なら私でもライトプランを検討する

一方で、もし今から新しく治療院を開業するならどうするか。

これは現在とは判断が違う可能性があります。

開業直後は、とにかく地域の人に治療院を知ってもらう必要があります。

その時期なら、月額料金を単なる「決済コスト」と考えるのではなく、販促費として考える方法があります。

たとえば、

  • PayPayクーポンを使って新規来院を促す
  • スタンプカードで再来院につなげる
  • PayPayアプリ内で店舗情報を見てもらう

といった使い方です。

この場合は、PayPay決済額がまだ損益分岐点に届いていなくても、有料プランに入る意味はあります。

つまりライトプランには、2つの考え方があります。

考え方 判断基準
決済コストを下げるために使う PayPay決済額が月50~60万円程度あるか
販促サービスとして使う クーポンやスタンプカードで来院増加が期待できるか

この2つを混ぜないことが大切だと思います。

スタッフが複数いる治療院なら条件は変わる

ひとり治療院では、1日に対応できる患者数にも上限があります。

そのためPayPayだけで毎月かなり大きな決済額になるには、かなり患者数をこなす治療院でなければ難しいでしょう。

一方、施術者やスタッフが3人、4人といる治療院では会計件数そのものが増えます。

そうなるとPayPayの利用額も増えやすく、手数料差によるメリットも出やすくなります。

さらにクーポンで新規客を増やした時に受け入れられる人数も違います。

つまり、同じライトプランでも、ひとり治療院と複数スタッフの治療院では費用対効果がかなり違うと考えた方がいいでしょう。

結論|ライトプランは「得か損か」だけでは決められない

私はPayPayマイストア ライトプランを実際に利用したあと、現在は解約しています。

私の治療院では、手数料差だけで月額料金を回収できるほどPayPay決済が多くなく、クーポンを積極的に続ける必要性も感じなくなったからです。

そのため現在は、月額料金のかからないPayPay QRコード決済を残しています。

しかし、ライトプラン自体をおすすめしないわけではありません。

特に、

  • 開業直後で新規客を増やしたい
  • PayPayクーポンを積極的に使いたい
  • スタンプカードで再来店を促したい
  • PayPay決済額が毎月50~60万円程度以上ある
  • スタッフが複数いて会計件数が多い

という店舗なら、検討する価値があります。

逆に、

  • ひとり治療院
  • PayPay決済はそれほど多くない
  • クーポンをあまり使わない
  • LINEなど別のポイントカードを使える
  • できるだけ固定費を増やしたくない

という場合は、まず無料プランで十分だと思います。

「手数料が安くなるから有料プランにする」のではなく、月額料金以上の価値を自分が実際に使うか。

私はここを数字で一度確認してから決めることをおすすめします。

次回は、PayCAS Mobileについてもう少し踏み込み、ひとり治療院では必要なのか、どのくらいの規模の治療院なら導入メリットが出るのかを考えます。


※本記事は2026年9月時点の公式情報と筆者の利用経験をもとに作成しています。料金、決済システム利用料、クーポン、スタンプカード、キャンペーン等の条件は変更される場合があります。利用時にはPayPay公式サイトで最新情報をご確認ください。

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