先日、楽天カードの明細を確認していて、まったく身に覚えのない請求を見つけました。
利用先は「THEBESTPDF」。
私は普段、PDFの編集や変換は自分のパソコンで行っています。
わざわざオンラインのPDFサービスを契約する必要もなく、THEBESTPDFというサービスを利用した記憶もありません。
最終的に確認できた身に覚えのない請求額は、合計16,100円になりました。
ところが、今回あらためて明細を遡って確認していて、非常に気になることに気づきました。
最初の請求は、たった300円だったのです。
最初から7,800円ではなかった
今回、最初に私が異常だと気づいたのは7,800円の請求でした。
7,800円なら、明細を見ればさすがに目につきます。
しかし、その前に300円の請求がありました。
300円という金額は非常に微妙です。
コンビニなのか、アプリなのか、何かの少額決済なのか。
カードをいろいろなサービスに登録していると、300円程度の明細は見逃してしまう可能性があります。
しかも私は今回の件があったため、楽天カードの「カードご利用通知」を設定することにしました。
カードを使ったら、すぐiPhoneに通知が来るようにしておけば、不正利用にも早く気づけるだろうと考えたからです。
ところが、ここでさらに驚くことが分かりました。
楽天カードのリアルタイム通知は500円未満だと届かない
楽天カードには、カードを利用した直後にスマートフォンへ知らせてくれる「カードご利用通知」があります。
設定すると、利用日時と金額をプッシュ通知で確認できます。
これは非常に便利です。
今回のようなことがあった後では、
「なぜ最初からこれを設定していなかったのだろう」
と思いました。
ところが楽天カードの公式説明をよく読むと、重要な注意書きがあります。
1回の取引が500円未満の場合、リアルタイムの利用通知は配信されません。
つまり、今回THEBESTPDFから最初に請求されていた300円は、仮に私がリアルタイム通知を設定していたとしても、この通知では気づけなかった可能性があります。
これはかなり重要な点だと思います。
「少額だから安心」とは限らない
もちろん、THEBESTPDFの300円がどのような意図で請求されたのかは私には分かりません。
ですから、
「300円でカードが使えるかテストして、その後高額請求した」
と断定することはできません。
しかし利用者側から見れば、
身に覚えのない300円があり、その後さらに大きな身に覚えのない請求が発生した
という事実は重く見たほうがいいでしょう。
今回の経験から私は、
知らない会社からの300円、400円といった少額請求こそ、放置してはいけない
と思うようになりました。
しかも明細への反映には時間がかかる
今回もう一つ困ったのが、楽天カードの利用状況を完全に確認できるまで時間がかかることでした。
8月の利用について調べていましたが、ようやく8月31日になって確認できたものもあります。
加盟店からカード会社へ利用情報が届くまで時間がかかることがあるため、カードを停止したからといって、その瞬間に過去の利用状況がすべて確定するわけではありません。
結局、今回の件では数週間にわたって明細を確認し続けることになりました。
これが非常に面倒でした。
不正請求が疑われると、
- これは自分が使ったものか
- 家族が使ったものではないか
- 会社名が違って表示されているだけではないか
- サブスクリプションではないか
- 昔登録したサービスではないか
と、一件ずつ調べなければなりません。
カードに公共料金、Amazon、Apple、各種サブスクリプションなどを大量に登録していると、この確認作業が一気に難しくなります。
そこで楽天カードから支払いをほとんど外した
今回の件をきっかけに、私はカードの使い方そのものを見直しました。
楽天カードに登録していた公共料金や各種サービスの支払いを、ほぼ別のカードへ変更しました。
今後は三井住友系のカードをメインにする予定です。
楽天銀行についてはこれまで通り利用します。
銀行とクレジットカードは別のサービスですから、楽天銀行までやめる必要はないと考えています。
一方、楽天カードはETCなど用途をかなり限定して残すことにしました。
こうすると楽天カードの明細が非常に単純になります。
ETC以外の見覚えのない請求が出てくれば、
「これはおかしい」
とすぐ分かります。
通知設定そのものも、かなり分かりにくかった
そして今回、リアルタイム通知を設定しようとして、また少し苦労しました。
楽天カードアプリには、
- カードご利用通知
- ご利用明細への反映通知
という設定があります。
ところが最初は通知をONにできませんでした。
楽天カードアプリから「端末の通知設定を開く」を押すとiPhoneの設定画面へ移動するのですが、iPhoneの「通知」のアプリ一覧に「楽天カード」が出てこないのです。
楽天カードアプリは確かにインストールされています。
iPhoneの、
「設定 → アプリ → 楽天カード」
まで開いても、そこにはFace ID、Siri、検索、ライブアクティビティ、モバイル通信などはあるのに、「通知」という項目がありませんでした。
最終的には設定できるようになり、
- カードご利用通知:ON
- ご利用明細への反映通知:ON
の両方を有効にすることができました。
私の場合、Apple Payの設定などを行っている過程で通知設定が使えるようになったように見えました。
ただし、Apple Payへの登録がカード利用通知の必須条件だとは確認できていないため、ここは原因を断定できません。
それにしても、不正利用を早く発見するための重要な機能なのですから、もう少し分かりやすく設定できてもいいのではないかと思います。
さらにETCや海外利用も速報通知の対象外
楽天カードの公式説明を確認すると、リアルタイムのカード利用通知には500円未満以外にも対象外があります。
例えば、
- 500円未満の利用
- 公共料金など一部の継続利用
- 海外での利用
- 楽天ETCカードの利用
などはリアルタイム通知が配信されないと案内されています。
つまり、
「利用通知をONにしているから、不正利用は必ずすぐ分かる」
というわけではありません。
通知は非常に便利ですが、あくまで補助機能です。
今回いちばん学んだこと
今回のTHEBESTPDFの件では、最終的に16,100円の身に覚えのない請求を確認することになりました。
しかし振り返ってみると、私にとって最も重要だった数字は7,800円でも16,100円でもありません。
300円です。
知らない会社名で300円。
普段なら、
「何か買ったかな?」
で済ませてしまうような金額です。
しかもリアルタイム通知を設定していても500円未満なら通知されません。
だからこそ、カードの不正利用対策では、
- 利用通知をONにする
- 通知だけを信用しない
- 月に一度は明細そのものを見る
- 少額でも知らない会社名を放置しない
- カードに登録する支払い先を増やしすぎない
この5つが大切だと思います。
カードの便利さと「確認しやすさ」は別問題だった
クレジットカードは便利です。
公共料金もサブスクリプションも通販も、一枚にまとめれば管理が楽だと思っていました。
ところが不正請求が起きた瞬間、それが逆転しました。
たくさんの支払いを一枚に集約しているほど、
「どれが自分の請求で、どれがおかしいのか」
を確認する作業が大変になります。
今回私は、ポイント還元率よりも、
自分で明細を把握できること、異常があったとき早く気づけること、そして困ったときにきちんと対応してもらえること
のほうが大切だと痛感しました。
THEBESTPDFの身に覚えのない請求から始まった今回の騒動ですが、最後に残った教訓は意外に単純です。
知らない300円を甘く見ない。
これからは、そこから確認するつもりです。

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