
寒さが一段と増してきました。札幌にいる友人からも「こっちはさらに冷え込んでいるよ」と電話があり、東京の寒さが少し和らいで感じられました。
今日はハガキ整理をしつつ友人に連絡。子どもができた友人はやはり忙しそうです。50代手前での子育て――20歳になった頃にはもう70近く。時間は矢のように過ぎるでしょうが、抱き上げたときの温もりや重さは忘れられないはずです。夜泣きもその一部。タッチセラピーはそういうときにとても有効です。一回で劇的に変わるわけではありませんが、数回でずいぶん落ち着くことが多いものです。
ふと流れてきたのは、サイモンとガーファンクルの「America」。1971年、中学一年生の頃、深夜放送を夢中で聴いていた記憶がよみがえります。糸居五郎さんのオールナイトニッポンのフレーズは、今も耳に残っていて、YouTubeにその映像が残っていたのを見つけたときは思わず「驚き桃の木」。時を超えて響く声というのは、やはり力がありますね。
師弟の学び
ハーリーナイン58さんのブログを読みながら、同じ感覚を持つ人に出会うことの喜びを感じました。師弟の縁もまたそうです。師匠の視点に触れることで、自分では気づけない感覚を築くことができる。独学ではどうしても回り道が増えます。感覚を擦り合わせ、基準を傍らで学ぶ時間こそが宝物なのだと、改めて思います。
日々の小さな楽しみ
冷え込む夜はラーメンが一番。曙橋の「えびじゅうねん」で久しぶりに食べた海老だしラーメンは、縮れ麺がシコシコして体の芯から温まりました。昔は洋食をよく食べた時期もあり、ブイヤベースに赤ワインなんて冬の定番でした。四谷界隈には、そんな懐かしい洋食を楽しめる店もまだまだ健在です。
また、届いた静岡みかんの甘さに癒やされつつ、風邪予防には「うがい・手洗い・ビタミンC・よい睡眠」を心がけています。さらに首と肩の境目にある「大椎」を温めるのも効果的。フカヒレスープのコラーゲンは皮膚を丈夫にし、ウイルスから守ってくれる心強い味方です。
人生を彩る出会い
モーリス・ベジャールの訃報に触れ、映画『愛と悲しみのボレロ』でのジョルジュ・ドンの踊りを思い出しました。ダンサーは時にシャーマンのようで、憑きものが宿る瞬間がある。芸術と身体の力を信じた時代が、またひとつ遠ざかっていくようで胸が熱くなります。
ココロのビタミンは「出会い」です。人との出会い、本との出会い、音楽との出会い、そして踊りとの出会い。いい出会いが積み重なることで、人生はきっと豊かになる。そんな思いを抱きながら、冬の入口を迎えています。