鍼灸師が解説!しゃがむ時に膝が痛い原因と改善方法

しゃがむ時に膝が痛いと感じたことはありませんか?

この痛みは、膝関節の炎症だけでなく、膝周りの筋肉や靭帯の硬直が原因であることが多くあります。

鍼灸師の視点から、この症状の原因と改善方法について詳しく解説します。

1. 膝周りの硬直が原因

しゃがむ動作は、膝関節を大きく曲げるため、膝周りの筋肉や靭帯に負担がかかります。

長時間のデスクワークや運動不足などにより、これらの組織が硬くなると、スムーズな動きが妨げられ、痛みや違和感を感じやすくなります。

2. 炎症による痛み

転倒やスポーツなどの外傷、関節炎などの病気が原因で、膝関節に炎症が起こっている場合も、痛みを感じます。

この場合は、熱感や腫れなどの症状も伴います。

3. 悪化予防と改善方法

日常生活でできる予防策

  • 入浴後など、筋肉が温まっている時に膝を曲げ伸ばしするストレッチを行う。
  • ウォーキングや水中運動など、膝に負担をかけない運動を定期的に行う。
  • 肥満を解消し、膝への負担を減らす。

鍼灸治療
鍼灸治療は、膝周りの筋肉や靭帯の緊張をほぐし、血行を促進することで、痛みや違和感を改善する効果があります。

また、炎症を抑える効果もあるため、炎症による痛みにも有効です。

セルフケア

膝を温める。
膝周りの筋肉をマッサージする。
サポーターやテーピングを使用する。

4. 安静のし過ぎは逆効果

膝痛がひどい場合は、無理な運動は控え、安静にすることが大切です。

しかし、安静のし過ぎは、筋肉や靭帯の硬直を悪化させるため、痛みが増してしまう可能性があります。

痛みが落ち着いたら、適度な運動で膝周りの筋肉を鍛え、柔軟性を保つことが重要です。

しゃがむ時に膝が痛い方は、膝周りの硬直が原因である可能性があります。

鍼灸治療やセルフケアによって、痛みや違和感を改善することができます。

日頃からストレッチや運動を行い、膝周りの筋肉を柔軟に保つことが、悪化予防につながります。