
Q. 指圧は痛いものなのでしょうか?
A. 「指圧=痛い」というイメージは昔からあるようですが、実際には痛いだけの指圧やマッサージ、按摩は体に良くありません。
強い刺激は体の防衛反応を引き起こし、筋肉がさらに固くなってしまいます。翌日にコリが強くなる、いわゆる「揉み返し」と呼ばれる状態は、この防衛緊張によるものです。筋肉痛や打撲のような痛みとして出ることもあります。
Q. では、なぜ痛く感じることがあるのですか?
A. 次のようなケースが考えられます。
-
皮膚の緊張が強い場合
最初は痛みを感じやすいですが、皮膚がゆるむにつれて心地よさに変わることがあります。 -
施術が合わない場合
最後まで「ただ痛いだけ」と感じることがあります。その場合は無理をせず、施術者に伝えることが大切です。
Q. どうすれば安心して受けられますか?
A. 施術者との関係性がとても重要です。
率直に意見交換できる関係であれば、不快なときに「不快です」と伝えられます。体の状態や感じ方は人それぞれ違って当たり前。
経験豊富なマッサージ指圧師・鍼灸師は、患者さんからの情報を手掛かりに手技や鍼灸を組み立てていきます。安心して受けられるよう、気になることは遠慮せずに相談しましょう。