Google広告を出したことありますか?簡単に「マッサージ」というキーワードで出しては行けません。以前出稿したところ、茨城県土浦市から驚きの問い合わせがありました。新宿でマッサージ業を営んでいるにもかかわらず、遠方からの、しかも本来のサービスとは全く異なる内容の問い合わせでした。
このような経験から学んだ、Google広告の設定で気をつけるべきポイントをまとめました。同じような業種の方、これからGoogle広告を始める方の参考になれば幸いです。
なぜ誤解を招く問い合わせが来たのか?
1. キーワードの曖昧さ
「マッサージ」というキーワードは、残念ながら複数の意味で検索されています。
残念ながら「マッサージ」というキーワードかなり難しいと思いました。
30年も医療マッサージ、医療按摩を目指してきましたが、世の中に認識は違うようです。
- 正規の医療マッサージ・治療マッサージ
- リラクゼーションマッサージ
- 性的サービスを含むマッサージ
検索する側の意図を広告側でコントロールできないため、キーワード設定だけでは不十分なことがあります。
2. 地域ターゲティングの不備
東京・新宿で営業しているのに、茨城県から問い合わせが来たということは、地域設定が適切でなかった可能性があります。広範囲に広告が表示されていたと考えられます。
3. 広告文の不明確さ
広告文に専門性や正規性が明記されていないと、さまざまな意図を持った検索者が広告をクリックしてしまいます。
具体的な対策:Google広告の最適化設定
ステップ1:除外キーワードの徹底設定
性的サービスを連想させるキーワードを除外キーワードとして登録しましょう。
除外すべきキーワード例:
- 風俗
- デリバリーヘルス
- 出張型
- エステ(場合によって)
- アロマ(場合によって)
- 個室
- 密着
- その他性的なニュアンスを含む用語
設定方法:
- Google広告管理画面の「キーワード」タブ
- 「除外キーワード」を選択
- キャンペーンまたは広告グループレベルで追加
ステップ2:広告文に専門性を明記
改善前: 「マッサージならお任せください」
改善後: 「国家資格保有|医療マッサージ・あん摩指圧|健康保険適用可能」
ポイント:
- 「国家資格」「医療」「健康保険」などの用語を入れる
- 「鍼灸あん摩マッサージ指圧師」など正式名称を使用
私のところは、諦めてこれにしています。 - 「訪問リハビリ」「機能訓練」など医療用語を活用
ステップ3:地域ターゲティングの最適化
設定見直しのポイント:
- 配信地域を限定する
- 実際にサービス提供可能な地域のみに設定
- 新宿区、渋谷区など区単位で設定
- または新宿駅から半径5km以内など距離で設定
- 除外地域の設定
- サービス提供不可能な地域を明示的に除外
- 都道府県レベルでの除外も検討
- ユーザーの所在地設定を確認
- 「ターゲット地域にいるユーザー」のみに限定
- 「関心を示しているユーザー」は除外を検討
ステップ4:マッチタイプの見直し
部分一致は要注意: 「マッサージ」で部分一致にすると、想定外の検索語句でも広告が表示されます。
推奨設定:
- フレーズ一致:「医療マッサージ」
- 完全一致:[訪問マッサージ]
- 部分一致修飾子を活用する場合は慎重に
ステップ5:ランディングページの明確化
広告をクリックした先のページで、さらに誤解を解消します。
ページに含めるべき要素:
- 国家資格の明示(免許証の掲載も効果的)
- 健康保険適用の説明
- 医療機関との連携の記載
- 治療実績や症例
- 料金体系の透明性
- スタッフの顔写真・経歴
ステップ6:コンバージョン経路の分析
Google広告の「検索語句レポート」を定期的に確認しましょう。
確認すべきこと:
- どんな検索語句で広告が表示されているか
- 想定外の検索語句がないか
- クリック率が異常に高い/低いキーワードはないか
不適切な検索語句を見つけたら、すぐに除外キーワードに追加します。
追加の対策
電話対応の準備
それでも誤解を招く問い合わせが来る可能性はゼロではありません。
対応マニュアルの作成:
- 最初の挨拶で「医療マッサージの〇〇です」と明確に伝える
- 誤解があった場合は丁寧に説明する
- 適切な業者の情報提供は任意(今回のように親切に対応するかは判断次第)
他の広告プラットフォームの検討
Google広告だけでなく、誤解の少ないプラットフォームも併用しましょう。
候補:
- Yahoo!広告(同様の設定が必要)
- Facebook広告(ターゲティングの精度が高い)
- 地域情報サイトへの掲載
- 医療系ポータルサイトへの登録
まとめ:設定チェックリスト
□ 除外キーワードを50個以上登録した
□ 広告文に「国家資格」「医療」などの用語を含めた
□ 地域ターゲティングを実際のサービス提供範囲に限定した
□ 「関心を示しているユーザー」への配信を除外した
□ キーワードのマッチタイプを見直した
□ ランディングページに資格情報を明記した
□ 検索語句レポートを週1回確認するスケジュールを設定した
□ 電話対応マニュアルを作成した
おわりに
今回の経験は、Google広告の設定がいかに重要かを痛感させられるものでした。「マッサージ」という言葉一つとっても、様々な解釈があることを認識し、自分のビジネスを正確に伝える広告設定が必要です。
誤解を招く問い合わせは、お互いの時間を無駄にするだけでなく、ビジネスの印象にも影響します。この記事の設定を参考に、適切なターゲットに適切なメッセージを届けられる広告運用を目指しましょう。
最後に、84歳で若い愛人と…という話は置いておいて、正規のマッサージ業界の皆さんが、本当に必要としている患者さんに届く広告を作れることを願っています。
この記事が役に立ったら、ぜひシェアしてください。同じような経験をされている方の助けになれば幸いです。
