咳が長引くときは「咳喘息」かもしれません

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咳喘息は、ゼーゼー・ヒューヒューといった喘鳴や呼吸困難がなく、慢性的に咳だけが続く疾患です。多くは風邪に続いて発症し、風邪が治った後も 3〜4週間以上咳が止まらない 場合は注意が必要です。

咳喘息の特徴

  1. 3週間以上、乾いた咳が続く

  2. 喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒュー)や呼吸困難がない

  3. 痰はほとんど出ない

  4. 夜間から明け方に咳が出やすい

  5. 風邪薬では効果がない

  6. 会話や運動の後に咳き込みやすい

こうした場合、咳喘息の可能性があります。特に、ステロイド系の薬でピタリと咳が止まる ようであれば、その可能性は大きいと言えます。


鍼灸でできるサポートケア

喘息は症状が落ち着いているときでも、呼吸筋が疲労しています。そんなとき、鍼灸やマッサージで呼吸を助ける筋肉をゆるめると、楽になることが多いです。

代表的なケア方法

  • 胸や背中のツボ
    呼吸を助ける筋肉をゆるめ、呼吸を楽にします。
    (例:膻中・天突・肺兪 など)

  • 首や肩のコリをほぐす
    首まわりの緊張が和らぐと、咳のしすぎでこわばった喉や胸が軽くなります。

  • 足のツボでバランスを整える
    からだ全体の免疫や自律神経を整えることで、夜間の咳や体調の波を落ち着かせます。
    (例:足三里・太谿 など)

  • お灸による温熱ケア
    呼吸器の働きを助け、冷えや季節の変わり目の不調にも効果的です。


季節の変わり目に注意

咳喘息は「放っておけば治る咳」と思われやすいのですが、放置すると本格的な喘息に移行することもあります。
気になる咳が長引いている方は、医療機関の受診とともに、鍼灸のサポートケアも活用してみてください。

どうぞ皆さま、ご自愛ください。

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