治療院を長くやっていると、意外と面倒なのがポイントカードです。
私のところでも以前は紙のポイントカードを使っていました。
それを現在は、ほとんどLINE公式アカウントのポイントカードへ移行しています。
正式には「ショップカード」という機能です。
LINE公式アカウントというと、メッセージや予約の連絡に使うものという印象が強いかもしれませんが、このショップカードは店舗型の治療院ではかなり使いやすい機能だと思います。
紙のポイントカードからLINEへ
以前は普通に紙のポイントカードを渡していました。
ただ、紙なので当然、
「忘れました」
「どこかへ行ってしまいました」
「新しい財布に入れ替えたらなくなりました」
ということがあります。
LINEなら、普段使っているスマートフォンの中にポイントカードがあります。
新しいカードを発行して渡す必要もありません。
患者さん側もカードを持ち歩く必要がない。
そこで私のところでは、紙のカードからLINEのショップカードへかなり移行しました。
完全に紙をなくしたわけではない
とはいえ、100%デジタル化したわけではありません。
現在でも紙のポイントカードを使っている人が1人、2人程度います。
私はこれはこれでいいと思っています。
長年ポイントを貯めることを楽しみにしてくれている人もいます。
そういう人に、
「これから全部スマートフォンです」
と無理に変えてもらう必要はありません。
デジタル化そのものが目的ではないからです。
LINEの方が便利な人はLINEへ。
紙が使いやすい人は紙のまま。
結果として大半がLINEへ移ったのであれば、それで十分だと思っています。
LINEの「ショップカード」は無料プランでも使える
ショップカードは、来店やサービス利用時にLINE上でデジタルポイントを付けられる機能です。
ポイント数に応じて特典を設定することもできます。
店舗側でポイント付与用のQRコードを用意し、患者さんに読み取ってもらう形でも運用できます。
そして重要なのは、これは有料プランだけの機能ではないということです。
LINE公式アカウントは無料のコミュニケーションプランでも基本機能を利用できるため、ショップカードも使えます。
小規模な治療院が試すには非常に良いと思います。
「ポイントを貯める」という行為は意外と楽しい
実際に長くやっていると分かりますが、ポイントというのは単に値引きの問題ではありません。
「あと何ポイント」
と楽しみにしている患者さんもいます。
だから私は、ポイントカードを完全にやめるという考えにはなりませんでした。
紙からLINEに変えただけです。
そして紙の方が好きな少数の患者さんには、そのまま紙を残しています。
システムに患者さんを合わせるのではなく、患者さんに合わせてシステムを使う。
ひとり治療院では、そのくらい柔軟な方が運用しやすいと思います。
LINE公式アカウントには機能がかなり多い
LINE公式アカウントを使い始めて3年ほどになりますが、いまだに、
「こんな機能もあったのか」
と思うことがあります。
リッチメニュー、メッセージ配信、ショップカード、クーポン、絞り込み配信、ステップ配信など、かなり多くの機能があります。
最近ではCRMオプションという仕組みもあります。
CRMとはCustomer Relationship Management、つまり顧客関係管理です。
LINE上で顧客ごとの情報を管理したり、タグなどの条件によって細かくメッセージを送り分けたり、自動配信したりするための機能です。
かなり本格的になっています。
有料プランと有料オプションは分けて考えた方がいい
ここは私自身も最初は少し分かりにくかったところです。
LINE公式アカウントには無料プラン、ライトプラン、スタンダードプランがあります。
しかし、有料のライトプランやスタンダードプランに変更したからといって、それだけで別の高度な機能が次々解放されるわけではありません。
基本料金プランの大きな違いは、主に配信できるメッセージ数です。
一方、CRMオプションなどは、それとは別の有料オプションです。
2026年9月現在、CRMオプションのスタンダードプランは月額5,000円(税別)となっています。
顧客情報をかなり細かく管理したい事業者には便利でしょう。
ただ、ひとり治療院にそこまで必要なのかは別問題です。
機能があるからといって全部使う必要はない
ここはAIやデジタルサービス全般にも言えると思います。
便利な機能が増えると、
「これも使わなければ」
「あれも設定した方がいいのでは」
となりがちです。
しかし、それを設定し、管理するのも自分です。
ひとり治療院の場合、本業は患者さんを治療することです。
LINE公式アカウントを管理することではありません。
ですから私なら、
患者さんとの連絡
月1回程度のお知らせ
予約への導線
ショップカード
まずこのあたりが普通に使えれば十分だと考えます。
必要が出てきたら、そこから高度な機能を追加していけばいいでしょう。
3年使っていても、サービスはどんどん変わる
LINE公式アカウントを使い始めて3年ほどですが、この間にもサービスはかなり変わりました。
新しい機能が加わったり、管理画面が変わったり、料金体系が変わったりします。
以前より使いやすくなっているという印象はあります。
その一方で、
「全部理解してから使おう」
と思ったら、いつまでたっても始められないでしょう。
私自身も全機能を理解しているわけではありません。
必要になったものだけ調べて使っています。
それで十分です。
まとめ|紙も残す、無料機能も使う、必要なら有料にする
治療院のデジタル化というと、何でも新しいものへ置き換える話になりがちです。
しかし実際に患者さんを相手にしていると、そんなに単純ではありません。
私のところではポイントカードの大半をLINEショップカードに変更しました。
一方で、紙のポイントカードを楽しみにしている患者さんには今でも紙を残しています。
LINE公式アカウントも同じです。
無料で使えるものは無料で使う。
必要になれば有料プランにする。
もっと細かい顧客管理が必要になればCRMなどを検討する。
全部使う必要はありません。
ひとり治療院では、
「自分のところに必要な機能だけ使う」
これが一番長続きする使い方ではないかと、3年ほど使ってみて感じています。
※料金・サービス内容は2026年9月時点です。LINE公式アカウントは機能や料金体系の変更が比較的多いため、最新情報は公式サイトをご確認ください。

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