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夜驚症とは、入眠して数時間後に突然大声を出して起き上がったり、泣きわめいたり、さらには歩き回ったり、走り回ったりする症状です。
夜中に泣き叫ぶため、周囲からは虐待と誤解されることもあり、ご家族にとって大きなストレスになることがあります。特徴的なのは、翌朝になると子ども自身はまったく覚えていないという点です。
6歳の男の子のケース
この子は3年間ほどアトピーの治療で通院していました。昨日、スタッフから「久しぶりに触って確認してほしい」と頼まれて、私も身体を診てみました。
皮膚はゆるゆるなのに、首の筋肉はガチガチ。タッチセラピーの対象となる柔らかさが見当たりません。まるで大人の凝りをそのまま持っているような状態です。
脊椎を抱えて伸ばそうとしましたが硬くて伸びず、結局は圧迫しつつ上から下まで牽引するようにアプローチしました。背骨は「バリバリ」と音を立てていましたが、本人はケラケラ笑って楽しそうに受けてくれました。
普段は多動で飛び跳ねたり飛び出したりするので、施術中は注意が必要なのですが、この日は珍しく落ち着いてマッサージを受けていました。
夜中に暴れる理由
触れていて分かったのは、夜中に体を動かしたくなる理由がなんとなく理解できたことです。身体の奥に張り詰めた緊張があり、それが夜驚症につながっているのではないかと感じました。
今朝はぐったり眠れているといいな、と期待しています。