自動化できるSNSと、しない方がいいSNSが見えてきた
今回の実験では、最初からBlueskyだけを考えていたわけではありません。
もともとはInstagramとXへの自動投稿も考えていました。
Xは文章との相性は良かったが、APIが有料だった
X向けにAIが作った文章は、かなり良い出来でした。
短い実体験やAI・ITの試行錯誤は、Xのような短文SNSと相性が良いようです。
このままXまで自動投稿しようと思ったのですが、調べてみるとAPIを使った自動投稿は有料でした。
通常の短いテキスト投稿だけなら大きな金額ではありません。
しかし、WordPressの記事URLを付けた投稿は料金がかなり高くなることも分かりました。
治療院デジタル実践室は、ブログ記事への導線としてXを使いたい場面もあります。
そうなると、わざわざAPI料金を払ってまで自動投稿する必要があるのか、という疑問が出てきました。
Xは自分でも時々投稿します。
そこで、Xは無理に自動化せず、AIに下書きを作ってもらい、必要なときに自分で投稿する運用で十分だと判断しました。
Instagramは、そもそもAIの文章がしっくりこなかった
もう一つ試したのが、治療院のInstagramです。
こちらは技術的な問題より、もっと根本的な問題がありました。
AIが作る投稿文が、どうもしっくりこないのです。
文章として間違っているわけではありません。
それなりに整っています。
しかし、治療院のInstagramとして読むと、少し違う。
治療院の発信は、単に情報を正しく書けばいいというものではありません。
写真、患者さんとの距離感、院の雰囲気、その日の出来事、季節感など、文章以外の要素がかなり大きいのだと思います。
また、治療や身体の話は、AIが整えすぎると急に一般的な健康情報のようになってしまいます。
これはAIの性能が低いというより、Instagramという媒体と治療院という業種の組み合わせが、自動投稿にあまり向いていないのかもしれません。
そこでInstagramも、自動投稿の対象から外しました。
自分で写真を見て、その時に思ったことを書く。
今のところ、その方が自然です。
自動化できるからといって、全部自動化する必要はない
ここは今回のかなり大きな学びでした。
最初は、
Instagram
X
Bluesky
全部をAIで振り分け、自動投稿できたら面白いと思っていました。
しかし実際に試すと、向き不向きがあります。
- X:文章生成との相性は良い。ただしAPI投稿の費用を考えて手動投稿へ
- Instagram:AI生成文そのものが治療院の発信としてしっくりこないため手動
- Bluesky:APIが扱いやすく、今回の自動投稿実験に最も適していた
結果として、Blueskyだけを自動投稿対象にしました。
最初に考えた設計をそのまま完成させるのではなく、途中で実際の使い勝手を見ながら削っていく。
これもシステム作りでは大事なのだと思います。
そして今回分かったのは、AIで自動化できることと、あえて自動化しない方がいいことは別だということです。XもInstagramも技術的には自動化できますが、費用や媒体との相性を考えてやめました。最終的にBlueskyだけを自動化したことで、むしろ仕組みはシンプルになりました。

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