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心に心地よい本を紹介しているバルーンsuzukiさん。
実は本業は「風船のプロ」なんだそうです。
「
by GROOVE」というサイトを見つけて驚きました。
風船だけで仕事になるなんて、世の中には本当にいろいろな専門の世界があるんですね。
ふと考えると、私の鍼灸や按摩の仕事も、人から見れば「ちょっと不思議な世界」なのかもしれません。
師匠と風船の知恵
風船といえば思い出すのが、大阪の師匠。
(勝手に押しかけて弟子を名乗っているだけですが…)
師匠の治療院では、子どもに風船を渡すことがあります。
泣いている子には、あえて空気を漏らして「プシュー」と音を出し、気をそらして泣き止ませるのです。
シンプルだけど、子どもの心を切り替える大切な工夫。治療そのもの以上に「安心」をつくる知恵なのだと思います。
110年以上続く鍼灸院と東京の専門家たち
その師匠の鍼灸院は、なんと110年以上の歴史を持つ老舗。
ただ技術を伝えるだけでなく、こうした「人を和ませる工夫」も受け継がれてきたのだろうと感じます。
東京にも、風船の専門家がいるように、病院には「肘だけを診る医者」や「足だけを診る医者」がいて、それぞれの専門を突き詰めています。
どんな仕事でも、深めていけば立派な専門の世界になるんですね。
こうして見ると、風船も鍼灸も、専門を極める姿勢は同じ。
「一見不思議に思えることほど奥が深い」――そんなことを感じました。